2010年7月24日土曜日

コンニャク狂奏曲
     
    
花咲ブログとしては放っておけないホットな話題だ。
         
国立大学法人東京大学大学院理学系研究科附属植物園 通称:小石川植物園ショクダイオオコンニャク Amorphophallus titanum が開花して一般公開されているというのだ。
      
テレビ、ラジオ、新聞などでも取り上げられていたので知っていた人も多いだろう。
           
スゴイ混雑をしているのだと容易に想像できたが、その混雑振りがどんなものなのかを見るために猛暑の中、冷やかしに出掛けた。
   
植物園に近づくにつれてその異常な熱気が伝わってきた。
イヤ、ホント。
     
     
植物園の入口の手前300メートルあたりから自転車が ワーーッ と駐輪してある。
道路には誘導灯を持ち、「東京大学」という腕章をした係官が何人もいて 「車が通りまーす。寄ってくださーいっ!!」と絶叫していたりする。
    
いつもは閑散とした通りなのに次々とタクシーが人を乗せてやってくる。
   
もうスゴイのだ、ホントに。
    
的屋のお兄さんが焼きトウモロコシ大阪焼き なんか売っていてもなんら違和感がないような、お祭り的な盛り上がりなのである。
まさにコンニャク・フェスティバルである。いや、コンニャク・カーニバルか。
   
いつも入園券を売っているお向かいの売店ではなくて、今回は植物園での「直売」である。
    
      
どうやら開花が世間に知れた昨日は、エラい数の人が押し寄せてきて途中で入園券の販売を中止したのだという。
今日も急遽10,000人の入場制限を設けて、チケットが10,000枚売れた時点で公開は終了となるとのことだった。
    
因みに今日は開園時間が9:00なのに対して、チケット販売は7:00からだったのだそうで、何やら開店前の銀座アバクロ、もしくはiPad発売日の銀座アップルのようである。
    
花咲ジジイが見に行ったのは丁度12:00頃で
10:30時点で6,600名の入園者で、オオショクダイコンニャク見学までの待ち時間はおよそ2時間半~3時間
と張り紙があった。
   
そして午後、小石川植物園のHPを見ると
13:00時点で8,000名の入園者 残り2,000名
とあった。
   
3時間待ちだなんて、ディズニーランドの人気アトラクションでもそんなに待たないんじゃないか?
    
普段の小石川植物園の来園者って1日どのくらいだろうか?
普段もみんな来てねと植物園の声が聞こえそうである。
    
この炎天下で3時間、大きなコンニャクの花を見るために並ぶ・・・・。
なんかバカバカしいと思う方もいるかもしれないが、花咲ジジイは植物が人々の心に投げかける大いなる好奇心の潜在力を感じて 「この盛り上がりをもっと頻繁に、そして長く続けられないものだろうか」と真剣に考えてしまった。
    
タクシーがあれだけ来るあたりを見ると、恐らく土地勘のない遠方からの来園者も沢山いたに違いない。
大阪とか、九州とか。
大きなコンニャクを見るために時間とお金を掛けて東京都文京区白山3丁目まで来た人がいたと思う。
    
あれだけ混雑すると難しいけど、今後の植物の吸引力を測る上で来園者にアンケートするなどして来園者属性を調べると興味深いのではないかと思う。
   
ショクダイオオコンニャクの開花期間は2日間。
昨日咲いたので今日でオシマイのはずである。
   
どなたか小石川植物園に見に行った人はいますか?
  
     

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