街を歩いていて、地面に黄色い何かが散らばっているのを最近見ないか?
もうピークは過ぎているが、それでもしつこくその黄色いものは上から降ってくる。
上を見上げてみる。
パラパラと降ってくる、それは何かと言えば 花がら である。
この樹を エンジュ という。
葉っぱを見てみると、小さな葉っぱが奇数ついているという 奇数羽状複葉 である。
落ちてきた花がらを見てみると、蝶形花 である。
・・・これは!!
そう、一昨日ご紹介したコマツナギと同じ特徴を持っているではないか。
エンジュは立派な木であるし、この前のコマツナギはどっちかと言えば灌木であり、草っぱらに生えているクローパーもマメ科であって、サイズは違っても皆同じ特徴を持っている。
当たり前と言えば当たり前なのだが、改めてこうやってみると 血は争えんのぉ などど思ってしまう。
2 件のコメント:
エンジュ、とても堅い木で彫ったり加工するのが難しいと言われています。漢字で書くと「槐」。いかにも堅そうですよね。杉なんかよりもずっと堅いのだそうです。
先日、お箸のお店でエンジュのものを見つけました。珍しいので色々質問してみたところろ、「延寿」と無理やり変換を変えて縁起がよいとしており、お年寄りなどへの贈り物として売られているのですが、加工が難しいのもあり数は少ないとのことでした。そしてシンプルな角箸が主流でした。
アイヌ民族の彫り物はだいたいエンジュを使っているのですが、あらためてその技術に感心しました。
と、知ったようなことを書いていますが、花はこんなに小さな藤のような形だったんですね。。知りませんでした。
あのしっかりした木質から想像もつかないふわふわしたマメ系の花。。そしてたくさんのまあるい葉っぱたち。。軟らかさと堅さを併せ持つ、不思議な植物だったのですね。。
マニアック長文失礼しました。
檜風呂 など木はカタチを変えて我々の生活に密着しているわけですが、それが何の木でどんな樹形をしていて、どんな花が咲いて、どこから来たのか・・・ などといったことが分かるとより愛着がわきますよね。
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