ハエトリグサ Dionaea muscipula
知っている人は知っている 知らない人は知らない
当たり前か。
その辺にはえてはいないけど、知っている人が多いのではないかと思うのが今日のハエトリグサである。
いわゆる食虫植物といわれる植物で、子供の間では大人気である。
どの辺が大人気かと言えば 植物が虫を食う というなんともSFチックなところではないかと思う。
見てくれもご覧の通り怪物が口を開いているように見える。
実際これでハエなどの虫を捕えて消化して栄養分(窒素)を吸収する。
ハエくらいならまだ当たり前で、カエルなんかも捕まえちゃったりするというのだからオドロキである。
そもそもこのハエトリグサはアメリカ北部の湿地帯に自生し、土がやせて栄養分が少ない場所に育つため、その栄養不足を虫などで補っている訳である。
この口のような形をしているのは葉っぱの一部で、口の内側に3つの小さな突起がある。
この突起を感覚毛といって、ここに2回以上の刺激が加わると エサ と判断して素早く葉っぱが閉じる。
しかし、1回触っただけでは閉じない仕掛けになっている。
これは何故かというと、葉っぱを閉じるのにはエラいエネルギーを使うから。
つまり寿命に直結しているのである。
言いかえれば命と引き換えに開いたり閉じたりしているので、エサでもないのに葉っぱはそうそうたやすく閉じていられないということなのだ。
ホームセンターやデパートで子供が面白がって葉っぱが閉じるようにチョイチョイいじっているのを見かけるけど、それは彼らにとってはいい迷惑なのだ。
・・・ このハエトリグサにしても他の食虫植物、例えばウツボカズラやモウセンゴケなど面白い話がいっぱいあるのだが、あまり一気に書いてもつまらないので今日のところはこのあたりで一旦止めておこうと思う。
続編をすぐ書きたいところだが、写真が今すぐ手元にない。
花咲ブログは花咲ジジイが実際に撮った写真に文章を添えることを旨としているので、今しばらくお時間を頂戴できればと思う。
乞うご期待である。
1 件のコメント:
ホームページ拝見しました。がんばっているようですね。施工例とかがどんどん増えていくこと期待しています。得意の海外とかの写真とかでプラン提案あったりすると盛り上がるかもしれませんね。
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