ケヤキは街路樹としては人気ベスト3に入るだろう。
甲州街道のケヤキは東京オリンピックのときに植えられたらしいが、それは立派なものであります。
しかしケヤキそのものは大木。
大きなものであればタテ・ヨコそれぞれ20メートルくらいになるだろうし、それ以上のものもある。
街路樹にそんなに大きくなれるポテンシャルを持ったものを植えようってんだから、それはそれで無謀といえなくもない。
しかし一言でケヤキといってもいくつか種類がある。
ここで見かけたケヤキの枝振りをみていただきたい。
枝が横へ伸びるのではなく縦方向にまるでホウキのような形をしている。
これは恐らく「むさしの1号」という品種だと思う。
以前、埼玉県の安行にある花と緑の振興センターというところにいってサンプルとして植えられているのを見たことがある。
これであれば葉張りが小さいので周辺への影響も限られる・・・・はず。
そういう目論見で植えられたのであろう。
でもよく見ていただきたい。
電線に掛かりそうな枝だけ切られてとってもアンバランスでカッコ悪いことになっている。
これじゃむさしの1号の特性が十分活かされていないじゃないか。
だったら電線の高さまで成長しない、もうちょっと小振りな木を植えたほうが良かったのではなかろうか?
モノじゃあるまいに、電線に掛かるところだけチョキチョキと切るという解決方法を考え付くのがスゴイと思うし、それを実行するのもスゴイと思うし、それを発注して支払をしているのもスゴイし、これを見てオカシイと思わない人もスゴイ。
とにかくスゴイのオンパレード。
僕はこれを見て少なからず衝撃を受けたなぁ。
街路樹についてもっと真剣に考えなくてはいかんよ。
2 件のコメント:
けやきはNOxを大量消費するってことで光化学スモッグ全盛時代に大きな道路に植えられたんだよね。植栽としてではなく公害対策ですな。栄養満点ででかくなったってところですかw
植物も我々のために身を挺して頑張ってくれてるんだよねぇ
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