東京都杉並区。
閑静な住宅街を歩いていると、広々とした「畑」があった。
でも畑にしては、ややサイズが小さめだし、家庭菜園にしてはサイズが大きく、なんとなく変わった雰囲気だった。
看板を見てみると東京都市計画生産緑地地区とある。
生産緑地は生産緑地法にて定められ
「良好な都市環境を確保するため、農林漁業との調整を図りつつ、都市部に残存する農地の計画的な保全を図る」ことを目的としている。
メリットとして
①固定資産税が優遇される
②相続税が猶予される
別の看板には
「この農地から都市に緑をお届けしております。子どもたちに残そう緑の東京」
とあるけど、季節柄なのか、肝心の畑では散らし玉仕立てのチャボヒバが数列植えられていて、中央部分はほぼ閑散としていた。
何か緑のものがあるなぁと思って目を凝らすと、それはダイコンでありました。
どうにか税金を安く、土地を維持したいという思惑がチラリホラリと見え隠れする不思議な光景でした。
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