2012年10月10日水曜日

赤と黒


遠目に見ると何か赤い花が咲いているのかと思った。

近づいてみると、それは赤い実だった。

その名をゴンズイ Euscaphis japonica という。

あまり頻繁に見かける樹木ではない気がする。

ゴンズイだよなぁ、と思ってネット検索してみると海に棲むナマズの危ない魚のことばかり。

植物としてのゴンズイはあまり知られていないようであった。

それにしてもこの赤はなんとも言えない色で、かなり発色がヨロシイ。

そして裂けた実の中には黒いタネが並んでいる。



この赤と黒のスタンダール的な配色がなんとも独特な気がする。

このビビッドな配色は、鳥をひきつけて食べてもらって、タネをより遠くへ運んでもらおうという意図があるものと思われる。

これから実りの秋が本格化するにあたって、このような楽しい実がたくさん出てくると思う。

楽しみだねぇ。



2 件のコメント:

ぴーさん さんのコメント...

ゴンズイ球ですかww
鴨シーで展示していましたね..
って魚の話ですけど..

花咲ジジイ さんのコメント...

どうやらゴンズイは魚のほうが有名みたいですね。