2010年10月29日金曜日

GARDEX2010
    

そんなわけで、今日はお昼頃から幕張メッセで開催されているイベントに出掛けた。
   
昼頃は人出もピークだったと思う。
もう、スゴイ賑わいだった。
   
ササッとピンポイントで幾つかのブースをチェックして、講演を2本聴いたらば16:00を回っていた。
講演はそれぞれ興味深くて、かたや一冊のビジネス書を紐解くような話で、かたや庭造りのヒントに満ちた刺激溢れる話だった。
   
会場で落ち合ったアレックスさんとコーヒーを飲んで充電して最後の力を振り絞って会場を回った。
   
庭造りの新素材、定番素材などの「素材」について意識的にまわったのだが、やはり興味がわくのは「道具」の部分である。なんてったってモノ好き ですから。
手打ちの剪定バサミやら、手挟みの刈り込み、そして写真にあるような剪定ノコなど見ているだけで胸が躍る。
   

これはシルキーというブランドのノコギリだが、切れ味はハンパではない。
英国の幾つかのガーデンでは 「切れすぎて危険」 と使用を控えるように促すガーデンもあるほどである。
   
ゴムボーイだとか、ズバットなどネーミングもなかなかユニークだ。
   
こういう道具たちを見ているとアッという間に時が経ってしまう。
   
もう最後の方は惰性で 「オウチに帰りたい・・・」 と心の中では弱音を吐いていた。
   
それでも役立ちそうな情報をかき集めて、パンフレットでカバンは重たくなっていた。
   
帰り道にアレックスさんと軽く一杯やった。
最近日本庭園を造っているというアレックスさんの手はシュロ縄を扱ったため爪の間が黒くなっていた。
初めての庭造りながらも、楽しみながら新たな経験を積んでいるというお話を満面の笑顔で語ってくれた。
   
初めてシュロ縄に触れたとき、初めて地下足袋を履いたとき・・・
花咲ジジイにとっても、それはそんなに昔ではなかったはず。
でも忘れていた何かをアレックスさんの笑顔は教えてくれた気がした。
  
  

2 件のコメント:

Alex さんのコメント...

ボクも愛用のシルキーを実習中に左手に当ててしまい、血がドロドロ出たことがあります!そして、造園会社で試用期間中の友人は、左手をノコで切ってしまい10日間の怪我でクビになってしまいました。ノコは怖いです。そして厳しい造園業会ですね。

花咲ジジイ さんのコメント...

アレックスさん

コメント有難うございます。

ノコは本当によく切れますね。
「トン」と刃が当たっただけで、血がピーっと吹き出るのはすごいと思います。

この世界、自分の身は自分で守らないといけないという貴重なお話有難うございました。