2010年10月18日月曜日

バクチノキ Prunus zippeliana
      
バクチノキ ってカタカナで書くと良く分からないが、漢字と平仮名で表記すれば 博打の木 となる。
   
なんだ、それ?
今日はその辺について書いてみよう。
日曜日は花咲ジジイは日比谷公園にドングリ拾いに出掛けた。
   
ドングリだけ拾って花咲ジジイがおとなしく帰ってくるとは思わないでいただきたい。
ブログで書きたいこと、すなわちネタの宝庫だったのである。
   
あまり日比谷公園ネタばかり書いてもどうかと思うので幾つか厳選してみようと思うのだが、その筆頭がこのバクチノキである。
木そのものはそれほどエキサイティングなものではないが、それでもグッと惹きつけられるのがその幹肌である。
  
茶色と赤褐色のまだら模様なのである。
   
  
これはスゴク綺麗で魅力的である。
   
バクチノキの学名は Prunus zippeliana であるが、このPrunusには幹肌に魅力を持つものがとても多い。
Prunus maackii (マーキーウワズミザクラ?)も然り、Prunus serrula (ナラノヤエザクラ?)も然り。
日比谷公園を歩いていて、遠くからもその幹肌が目に飛び込んできて、オオッとうなりながらバクチノキににじり寄っていった。
   
花は残念ながら丁度終わったばかりのようで、もし一週間早く来ていたらば見れたと思う。
   
サクラの仲間のくせにこれは常緑樹であるというあたりもユニークである。
   
さて、そのユニークさの極みであるバクチノキという名の由来について触れてみよう。
バクチノキの特徴であり、魅力であるその幹肌は成長とともにウロコのように少しずつ剥がれ落ちてその跡が赤褐色をしているがゆえにこの美しくもユニークな幹肌となっている。
   
幹肌が剥がれ落ちていくその様子をとらえて、博打で負けて身ぐるみ剥がされる様に例えられてバクチノキになったのだとか。
  
面白いでしょ?!
   
そんなこといったら他にもバクチノキという名前をつけられてもおかしくない樹が沢山あるなぁ。
ユーカリの木とかさ。
  
  

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