2010年10月25日月曜日

茶どころは情けがあつい?!
    

突然でありますが、この白い花は何の花でしょう?
   
白い花びらがあって、無数の黄色い雄しべが見える。
ツバキ? サザンカ? そのあたりが頭に浮かんだ方はスルドイ。
   
実はこれは お茶の花なのですね。
お茶の木では通りが悪いのでチャノキ Camellia sinensis という。
   
学名 Camellia を見てオッと思った方はスルドイ。
   
ツバキ Camellia japonica も サザンカ Camellia sasanqua も同じツバキ属なのですね。
   
余談だけど、たしか大島へ行くフェリーもカメリア号といっていたような気がするが、それも大島はツバキで有名なので、ツバキに因んでカメリア号となったのだと思われる。
   
チャノキに話を戻すと、お茶は中国から伝わってきた なんていう逸話からも種名は中国を表す sinensis となっているあたりもスジが通っている。
   
あの忌まわしいチャドクガは概してオチャ系の植物につくのでチャドクガという訳で、このチャノキも例外ではない。
  
東京からそう遠くない場所でこれだけの茶畑が広がっているというのはなんとも不思議な気がする。
それは以前花咲ブログでも書いた落花生が東京のお隣、千葉で多く生産されているというのと似ている。
   

お茶畑を見ていると、なにやら大きな扇風機が幾つも畑に設置されているのに気付く。
   
これが何のために設置されているか分かる方も相当スルドイ。
    
この扇風機は実はチャノキを霜から守るためにあるのである。
正式には防霜ファン(ボウソウファン)といって、風を送って空気を攪拌して冷たい空気を追いやって霜が付かないようにしているのである。
暴走ファンではないので念のため。
   
霜に弱いのは新芽の部分である。
新芽は柔らかくて薄いので霜が当たればスグにダメになってしまう。
   

そんな訳で背の高い扇風機がニョキニョキと立って、緑のお茶が整然と並ぶという独特の風景をお伝えした。
茶畑だけに、お茶の葉が重要なのであって花に観賞価値を求めていないのでかなり無碍(むげ)にされているチャノキの花でありました。
  




4 件のコメント:

tatsuaki50 さんのコメント...

もしかして、狭山の茶畑でしょうか?
見覚えあるような風景写真でしたので…。

ぴーさん さんのコメント...

茨城にもいっぱい茶畑ありますが、見ていていつも思うのが、チャドクガってどうしてるのかなってこと。茶摘のおねえさんがかぶれてるの見たことないし、機械で取ったときに一緒に混じったりしないのかな??製造過程の熱で毒性が消えるのかな??飲んでお腹の中からチャドクガにやられたらたまらないモンね..

花咲ジジイ さんのコメント...

tatsuaki50さん

・・・狭山、近いです!スルドイ。

ぴーさん
茶畑のチャドクガですが
・チャドクガを寄せ付けない品種に改良
・農薬を使用
・チャドクガを寄せ付けないよう元気に育てる
・日々の管理の中で、早期に発見し早期に駆除する

あたりが考えられる気がします。


どれも当たっている気がしますが、大切な商品なので日々注意深く観察して異常があれば早期対応しているのだと思います。

さぶ さんのコメント...

私は埼玉県所沢市の農村部に住んでいますが
近所に同じような茶畑があります。花咲ジジイさんのコメントに「風を送って空気を攪拌して冷たい空気を追いやって霜が付かないようにしているのである」とありますが、ちょっと正確ではないように思います。霜がついたりおりたりするのは、冷え込んでしかも風のない日です。冷え込んでも風のある日は氷ははりますが、霜がおりることはありません。ですから冷え込んで風のない日には、防霜ファンで強制的に風をおこしているのではないでしょうか。