子供たちは夏休み真っ盛り。
さぞや夏を堪能していることだろう。
思い出すに、小学生の頃の夏休みといえば学校のプール通い、近所の図書館に涼みに行ったりといった過ごし方だった気がする。
「カブトムシは早起きしてクヌギの木に行けばつかまえられるよ」なーんて図書館で本を読んだものの東京暮らしだったのでそんな場所も近所になく。
そもそもクヌギの木がどんな木なのかも知らなかったし。
夏休み、昆虫採集というのはひとつのテーマではあった。
近所のおもちゃ屋さんでは「昆虫採集セット」なるものが売っていた。
ピンセット、ハサミなどはもちろん、注射器や謎の液体(防腐剤かと思われる)なども入っていた。
今思えば注射器なんてマズイんじゃないの?
でもそんなセットを買っても肝心の昆虫が身近にいなかったのだ。
いや、正確に言えば昆虫を見つけて捕獲する能力がないダメ小学生だったのだ。
そしてこの前、このルリボシカミキリを見つけてそんなことを思い出したのだった。
カミキリムシは樹木医としては大きな問題。
幼虫が樹木内部を食い散らし枯死させる元凶だからだ。
でもそんなことを抜きに、へー青いカミキリムシかぁと思った。
別に恐いとは思わないけど、すすんでこの青いカミキリムシを手で掴んで遊ぶ気にはなれなかった。
内心、チト気持ち悪いという警戒心があったのは事実。
だってこの青さ。
なんとなく毒ありまっせ的なオーラが出ているような気がしたのだ。
概して派手な虫はヤバいというのは当たっていると思うので、あえてリスクを冒さなかった。
でも後で調べてみたら別に毒性はないみたい。
ついでに枯れた樹木に集まるのであって、元気な樹木を枯らすカミキリムシでもないことも分かった。
なるほどねぇ。
40年前の夏休み中の自分にこのルリボシカミキリを会わせてあげたかったなぁ。
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