ここの通りにはヤマボウシが街路樹として植えられている。
ヤマボウシは落葉樹で今の時期はもちろん青々と葉が繁っていて然るべきである。
ところがこのヤマボウシの葉は茶色く枯れている。
根元を見てみるとクリーム色の大きなキノコが。
そこで早速先日ご紹介したキノコ図鑑を紐解く。
もちろんあんなに嵩張る本を常に持って歩いているわけではないので写真を撮って家で調べてみたのだけど。
これはベッコウダケで「広葉樹の立ち木の根株腐朽菌で、幹の根際から発生。」という説明にピッタリ当てはまる。
「初め卵黄色のこぶ状、しだいに半円形で大形の傘に成長し、数枚重なって生える。」とあるので今後の成長を観察してみたい。
キノコの上に大きな傷があるけど、ここから腐朽菌が入ったのかなぁ。
でも傷は古そう。
一方、枯れていても葉が繁っていることから、春先までは元気だったはずである。
ここ数週間で一気に具合が悪くなったと見るがどうだろう。
この本によれば「侵された木は風で折れたり倒れやすくなるので注意を要する。」とあるので、そのあたりも心配なところであります。
そうやって考えたら潜在的に危険でヤバい街路樹は街中にいくらでもありそうでちょっと怖い。
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