2012年9月19日水曜日

木のお菓子


3時にお茶を。

バウムクーヘンを食べた。

最近デパートで長蛇の列ができていると、それはラスクだったり、バウムクーヘンだったりする。

バウムクーヘンってそんなに特別なのだろうか。

小さいころ、フツーに食べていたというか、そんなに有難く感じたことはなかったなぁ。
むしろ口の中の水分がすべてバウムクーヘンに吸収されてしまうような感じがして、牛乳と一緒でなければ食べられなかった気がする。

バウムクーヘンはドイツのお菓子であり、ドイツ語では Baumkuchen となるようだ。

バウム Baum と、クーヘン kuchen に分解することができて、バウムは「木」であり、クーヘンは「菓子」という意味があるとのこと。

御存知のようにバウムクーヘンには年輪のような模様があるため、そういう名前がついたのだと容易に想像される。

年輪は樹木が一年生長するごとに刻む輪のこと。

四季がある国であれば、春になって成長が始まり、夏をピークにスローダウンし、冬に休眠する・・・というような生長速度のメリハリによって年輪はできる。

ゆえに四季のない赤道直下の樹木には目立った年輪はないのだと聞いたことがある。

上野の国立自然博物館に行くと、たしかメタセコイヤだったと思うが、大きな樹木の輪切りが展示してあって、その年輪で年表が作られている。
あれは大人でも楽しめるのでオススメであります。

さて草と木は何が違うのだろうか?

色んな違いはあるが、今日の話になぞらえてひとつ挙げるなら
草は基本的に地上部よりも上が一年で枯れてしまうが、樹木は地上部も枯れることなく年々生長を続けていく、ということがある。

当たり前だが、草には年輪はないのだ。

そんな花咲思考を巡らせながら美味しくバウムクーヘンをいただきました。


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