2012年9月11日火曜日

白黒つけないパイオニア・プランツ


近所で良く見かける植物シリーズになっているが、今日の植物も良く見かけるんではないだろうか。

空き地、道路脇、アスファルトの割れ目・・・

このあたりの逞しさは、コニシキソウ、ゴウシュウアリタソウにも共通する。

例えば家屋が取り壊されて更地になるとする。
地ならしされているので、土がむきだしになった平たい土地。

それが数日後には、何かしらの植物が芽をだしている。

もともとその土にタネが混じっていたのか、風にのってタネが飛んできたのか、あるいは鳥の糞にタネが混じっていたのか・・・・

どこからともなく彼らはやってきて、新たな生活の場を広げていく。

こうやって何もない場所に真っ先に芽をだすような植物のことを 「パイオニア・プランツ」 という。

まさに開拓者なんであります。

そして今日ご紹介しようと思っているのがそんなパイオニアプランツのひとつヒメムカシヨモギ Conyza canadensis


2番目の写真は、まさに数週間前に家屋が取り壊されて、全く何もない更地だったのに、ご覧のように今は青々としている。

その中でひときわ目立つのがこのヒメムカシヨモギだ。

ヒョロリと背丈は1メートルを超えるくらい。


真上から見ると、葉が放射状にまんべんなく広がっているのが分かる。

これも効率よく光を浴びて光合成をするための工夫なんだと思われる。

というわけで 「ヒメムカシヨモギ見つけ~」 と写真を撮って、いざこうやってブログを書こうと思ったら、問題が浮上した。

僕はヒメムカシヨモギと思って疑っていなかったのだが、いざ植物図鑑などを見ていたらオオアレチノギク Conyza sumatrensis が、ヒメムカシヨモギと酷似しているという事実にブチ当たってしまったのだ。

葉に生えている毛の様子や、花の様子で見分けることができるとのこと。

見つけたときにはそんなところまで気が回らなかったので今の時点ではなんとも言えない。

今後、このヒメムカシヨモギとオオアレチノギクの違いについて見てみようと思う。

そんなことで、ちょっといい加減な今日のブログをお許しくだされ。



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