2010年9月13日月曜日

Tree comes first
    

この前は無残に丸坊主にされたサクラについて書いたけど、あれはなんとも悲しかった。
樹木虐待なんて罪があれば通報したいところである。
   
それに比べて今日は良いぞ。
   
とあるお宅の前を通りかかると、コンクリートのブロック塀からひょっこりとマツが首を出していた。
  
そのマツをよく見て欲しい。
   
壁がマツの幹にあわせて削られているのだ。
   
日曜大工でも出来なくもないが、それなりの工具と手間を掛けてでなければこんなことは出来ない。
それを敢えてマツのためだけにやる。
素晴らしいではないか。
  
愛がある。
  
まぁ、そのまま放っておくとマツが壁を押して倒壊する危険もあったのかもしれない。
でも仮にそんな事情があったとしても、マツを切るのではなく壁を削って共存する道をこのお宅は選んだのである。
   
今日の題名 Tree comes first とは、木が何事にも優先するというか、木が一番というような意味。
こういうのは良いよねぇ。
  


2010年9月12日日曜日

この実なんの実?
    

散歩をしていたら見かけたのがこの実だ。
   
この実はなんの実でしょう?
   
パッと見たところキイチゴのように見えたので、オッと思って足を止めたのだけど、よく見るとまず葉の形がまったくキイチゴの形ではなかった。
   
もっと興味を引いたのが、その実がメタリックな光沢を持っていたこと。
色も黒と鉛色の間くらいで、ツヤツヤしたメタリックな光沢が植物らしくなかった。
   
何だろう?
   
ちょっと考えても分からなかったのだけど、同じ株に咲いていた花を見て なーんだ と分かった。
花咲ブログでも8月に一度取り上げたランタナであった。
   

へー、ランタナの実ってこんなんなんだ。
初めて知ったなぁ。
知ってました??
  
    



2010年9月11日土曜日

スプリンクラー  sprinkler
   

数日前の大雨のあと、スーッと涼しくなって やっと秋めいてきたかっ と嬉しくなった方も多かったのではないだろうか。
   
しかし、今年の異常気象はまだ終わっていなかった。
昨日も今日もなかなかの暑さで、これが9月かと思うとにわかに信じ難い。
   
日差しの強さといい、ムッとする湿度の高さといいまだ夏真っ盛りという気がしてしまう。
   
ちょっと気付いたことといえば、セミがぱったりと鳴かなくなったこと。そしてかわりにコオロギなどの虫たちが涼しげになくようになった。
これはたまたまウチの近所だけかもしれないけど。
   
前にも述べたが、植物たちは気温よりもむしろ日照時間で季節を感じているフシがある。
そういう意味ではもう秋の気配なのだが、気温の高さによって失われる水分は真夏のそれと大差がないと思われ、植物たちも あれっ、夏なの?秋なの? と混乱しているに違いない。
   
通りかかった芝生のきれいなグラウンドではスプリンクラーが元気に稼動していた。
これだけたっぷりと水をやれば芝生もシアワセってものだ。
ご覧のとおり青々としている。
   
芝はたっぷり水を吸い上げ、気化熱の原理で周囲の気温が少し下がり、視覚的にも涼しいというメリット満載の夕方の水遣り風景でありました。


2010年9月10日金曜日

実りの秋・・・
   
都会のド真ん中。
京橋界隈の道路脇の花壇にはマリーゴールドサルビアなど、花壇の花の定番ともいえる花が街に文字通り花を添えている。
この前見かけたのは、マリーゴールド Tagetes だったが、ご覧のとおり黄色やオレンジ色の花はほぼ終わって茶色い花壇へと変貌をとげていた。
   
茶色い花壇は正直申し上げて見栄えはヨロシクない。
   
ヨロシクないけど、これはチャンスですよ、奥さん。
    
何がチャンスって、茶色に変色したマリーゴールドにはが沢山ついているのである。
これを集めて、来年まけば立派にマリーゴールドが育つはずである。
   
     
果たしてこれは違法なのか?
行政に真っ向尋ねれば、おそらくNOと言われるかもしれないが、ニュアンス的にはイチョウのギンナン拾いと大して変らないのではないかと思うがどうだろう。
     
目立たないようにササッと種をとっていく分には咎められることもないのではないだろうか。
花壇全部取っちゃダメですよ、あくまでほんのチョットで。
     
京橋にマリーゴールドの種の収穫に行ってきますっ!! なんて、案外オシャレではあるまいか?
丁度、近所のパソナ本社で屋内の田んぼの稲の収穫と新聞に出ていたけど、それとかわらない都会の恵みという気がするなぁ。
    

2010年9月9日木曜日

Oh my god!!
     
題名を見た方から 欧米かっ! と聞こえてきそうだが、思わずそんな言葉が飛び出そうになった。
    
このお宅にある、丸坊主の木は何でしょう?
   
答えはサクラであります。
     
サクラは剪定に対してとても弱くて、切った切り口から菌が入ったりして枯死することも多く、扱いには細心の注意を要すというのが定説である。
     
サクラ切る馬鹿、ウメ切らぬ馬鹿 っていうのもその辺からきていると思う。
     
よって剪定は極力最低限に抑えて、切った切り口には菌が入らないように薬を塗布する。
    
ところが、このサクラはそんなことはお構いなしに適当なところで ぶった切られている。

言葉は悪いが、でもそんな感じの荒々しい処理である。
     
さらにヨロシクないのは、切り口がスパッときれいになってはおらず、残った枝の皮がむけてしまうという最悪の剪定がなされていることである。

これでは、サクラでなくともツライと思うなぁ。
       
この家の方がやったのだろうか? それにしてはかなり太い枝、しかもかなり高い場所の枝が豪快に切られている。

では、プロの方がやったのだろうか? こんなプロがいるとはちょっと考えがたい。

まさに悪魔の所業である。
    
このサクラが果たして元気に復活するのか、はたまたこのまま枯れてしまうのか、しばし経過を見守りたいと思う。

2010年9月8日水曜日

水やるひと
    

ついに降りましたね、恵みの雨が!!
   
熱帯夜連続××日真夏日××日なんてことをずっと聞いていたので、お天道様が雨雲に隠れるだけで、ちょっとホッとする。
でも台風の影響ということで、安穏とはしていられない。
各地で被害が出始めているということで心配である。
   
晴れたら晴れたで猛暑、降ったら降ったで大雨 と、極端すぎやしないか。
中庸ってものがあるだろう。
これも環境の変化なのだとすると、本当にこの先どうなるのか不安で仕方がない。
   
さて、連日猛暑である都心は全く雨らしい雨が降っていなかった。
それなのに給水制限などもなくて不思議なカンジがしていた。
貯水池で降っていたのだろうとは分かるけど、猛暑と水不足が同時に今年起きていたらと思うと恐ろしい。
   
園芸好きな方は今年は早起きして水をやって、夕方にまた水をやって・・・と水やりに奔走した夏ではなかっただろうか。
   
散歩をしていて見かけたおじいさんは、バケツに水を汲んでひしゃくで植木鉢に水をやっていた。
ホースだと関係ないところも濡らしてしまう、つまり無駄がかなりあるが、ひしゃくでやれば狙った場所にピンポイントで水を届けるような感じだと思う。
正確で無駄のない水遣りである。
   
さらにホースだと水の勢いで土が飛んでしまったり、場合によっては枝が折れたりするが、これであればそんな心配もない。
   
節水型であり、植物にも嬉しい思いやり型の水遣りだという気がした。
   
おじいさんが語りかけるようにひとつひとつの植木鉢にひしゃくで水をやっていたのを見て、ここの植物たちはシアワセ者たちだなぁと思った。
  
    

2010年9月7日火曜日

タフなやつら
    
昨日はチリチリに日焼けしたアオキをご紹介した。
基本的に温帯の在来種は極度な暑さや寒さに弱い。
   
英語では tender plant とか言ったりするが、tender とは柔らかい壊れやすい傷つきやすいもろい、といったような意味合いがある。
  
これに対して、この酷暑のなかでも嬉々として元気なやつらがいる。
   
今日、サラッとご紹介するのはオリーブ Olea europaeaユーカリ Eucalyptus sppローズマリー Rosmarinus officinalis だ。
   
それぞれちょっとした工夫というか、進化を遂げて暑さに耐えている。
   
まずそれぞれの原生地を考えると、暑いくて日差しが強いところであることが分かる。
オリーブとローズマリーは地中海地方、ユーカリはオーストラリアである。
   
そういう地域で生きていくためにどんな工夫があるかというと、まずなんといっても葉っぱを見て欲しい。
   
オリーブは細長く、硬く、ツヤツヤしている。(写真上)
ローズマリーは葉がやや巻き込むような形状で細長く、細かな毛が生えていて、白っぽい。(写真中)
ユーカリは小さくて、硬くて、ツヤツヤしていて、色もシルバーっぽい。(写真下)
   
もうお分かりだろう。
葉っぱが大きすぎると太陽光をキャッチしすぎてしまうので、やや小さくして露出部を抑えている。
  
葉が硬いこと、ツヤツヤしていることで、余分な水分の蒸散を抑えている。
   
白っぽかったり、シルバーっぽかったりすることで日光を反射する。
  
毛が生えていることで直射日光を和らげている。
  
これ以外にもありそうだが、基本筋としてこのようにして暑さの厳しい土地でも生き抜けるような工夫があるのである。
   
サボテンのトゲも葉っぱが進化したものであるという説がある。
あんなにトゲトゲの葉であれば、直射日光の影響も少ないだろうし、水分の蒸散も最低限であるに違いない。
まさに究極の暑さ対策である。
   
同様に極寒地の植生も似たところがある。
極寒地で生きている植物の代表が針葉樹であるが、書いて字のごとく葉っぱが針のような形をしている。
これも寒さにさらされる葉の面積を最小限に抑え、蒸散を少なくしようという工夫である。
   
一言で植物といっても色々あるってことである。
  
   

2010年9月6日月曜日

暑さ負け
    

異常な暑さについて、花咲ブログではしつこいほど書いている。
別にネタ切れって訳ではない。
   
気候と植生には本当に深い関係があるからして、こういう異常なときには異常なことが起きるので、それを皆様にお伝えしようと、こういう訳である。
   
昨日近所で見かけたのは 斑入りのアオキ Aucuba japonicaジャポニカっていう名前からも分かるように日本原産の潅木である。
   
主に森林地帯に分布するので、自ずと木陰に育ち、耐陰性のある植物として重宝されてきた。
   
耐陰性ってことは、そもそも日陰が得意だってことであるが、そこそこの日差しの下であっても元気に育つ。
しかし、今年の夏はそこそこの日差しどころではない。
    

炎天下にさらされたアオキの葉は哀れ、ご覧のようにチリチリと焼けてしまって、茶色くなってしまっている。
   
なんとも気の毒だ。
   
アオキはこの異常な暑さに耐えられなかった植物。
   
明日は、この暑さもなんのその、元気一杯の植物について触れてみよう。
  
   

2010年9月5日日曜日

猛暑続く・・・

本当に暑くてイヤになっちゃうね。
      
人間は暑ければクーラーを入れたり、扇子であおいだり、カキ氷を食べたり、日陰に移動したりできる。
喉が渇けば水だってポカリスエットだってビールだって飲める。
   
しかし、植物たちはそうはいかない。
    
自分の持ち場から雨の日も風の日も、そして今夏のような強い日差しが照りつける日もそこでジッと耐え忍ばなければならない。
   
考えてみればスゴイことである。
   
そんなスゴイ彼らでも限界ってものがある。
         
最近散歩をしていて、茶色く枯れた植物を見かけないだろうか?
     
例えば、上の写真のヒメシャラ Stewartia monadelphaツバキ科の落葉樹であるがもともとは山に育っている木である。
       
株立ちのその容姿の美しさからご覧のように玄関脇あたりに植えられる木として人気がある。
   
しかし、このヒメシャラは半分くらい葉っぱが茶色くなって調子が悪そうである。
     
さらに散歩の足を延ばせば、街路樹の植え込みにあるサツキ Rhododendron indicum も茶色く変色し息も絶え絶えである。
   

このサツキってやつも元来は山奥の渓流あたりに自生していたものらしい。
    
ヒメシャラもサツキも比較的涼しい山あいに育っていたものなので、最近の暑さはかなり堪えるのだろう。
      
ご自宅のお庭にてオーストラリアの植物を中心に育てていらっしゃるカリスマ・ブロガーであるアレックスさんの9月3日の記事によれば、ジャカランダ Jacaranda も、サルスベリ Lagerstroemia も、ユーカリ Eucalyptus も元気だということだった。
     
ジャカランダは主に中南米、サルスベリは主に中国を含む熱帯地方、ユーカリはいうまでもなく主にオーストラリアに分布する。
     
中南米とかオーストラリア、さらには熱帯地方の気候を想像してもらいたい。
行ったことがなくたって 暑い というイメージは沸くと思う。
     
日本は主に温帯に属すが、南北に伸びた島国で、暖流と寒流がぶつかり合うことで色んな気候の特徴が見られる。さらに国土のおよそ70%以上が山ということで、異なる高度によってさらに複雑でユニークな気候をもたらしている。
その様々な気候が他の国になかなか見られないユニークな植生を生み出している。
    
ところがこのような暑さが常態化すれば、この暑さについてこれない植物が出てくることは想像に難くない。
      
例えばリンゴの産地として知られる信州や青森も十数年後にはリンゴはできなくなる可能性があると聞いた。
     
関東圏でマンゴーを育てる農家が出てきた。
マンゴーはインドを含む東南アジアの熱帯地方で栽培されているものだが、そこと関東圏の気候が近いものになっているということだろう。
    
恐ろしい。
樹木が枯れるのは暑さのせいばかりではない。
気候が変ることでこれまでに見られなかった害虫が住みつくようになって、それらが木の中に入り込んで水分や養分を分配する管に悪さをして、木に水や養分が行き渡らなくなって枯れる。
     
そんなことで、暑い~といって困っているのは我々だけではない。
環境が変れば、植生も変る。
植生が変れば、我々の生活も変る。
その環境を変えているのは我々人間に多くの原因がある。     
冗談じゃなく、日本もフィリピンやシンガポールのような気候になる日もそう遠くないのかもしれない。
コトは思ったよりも大きいのである。
   
   

2010年9月4日土曜日

いろはす

今日は9月4日。
 
言いたかぁないがおかしいじゃぁないか、この暑さ。
夏は暑いのは頷けるし、そうあるべきだとも思うけど、9月になってむしろ暑さは増しているような気がする。
  
調子が狂うったらありゃしない。
どうもラニャーニャエルニーニョが一緒にやってきて起きた異常気象だとか言っているのを聞いた。
   
盆と正月が一緒に来たよう とは嬉しいことが重なって起きる様子をさしていうが、ラニャーニャとエルニーニョが一緒に来たよう とは暑くてたまらない様子をさしていうことと花咲ジジイは新たに提案したい。流行らせてくれ。
   
例えば、汗だくでラーメンをすすっている友人をつかまえて
なんだお前、ラニャーニャとエルニーニョが一緒にきたような顔してラーメン食って
などと使うとヨロシイ。
   
さて、異常気象は奥の深い話題なので、こんなブログでさらりと口にするのは無責任なのだけど、化石燃料を燃やした結果がこういった異常気象を招く一因になっているのは疑いのないところであろう。

そんな中、とある駅の改札を出たところで某飲料メーカーが販売しているペットボトル入りの水を宣伝していた。

世界を変えるプラント・ボトル
植物からできたペットボトル
と書いてある。

植物由来の素材を使うことで石油への依存を軽減できる
ガソリン換算地球40周分の環境負荷削減効果
なんだそうだ。
詳しくは いろはすのHP を見て欲しい。

そうかー役に立ってんなぁ植物。

と思う一方で、ちょっと前アメリカを中心に叫ばれたエタノールを燃料とする車の話を思い出した。
農家がエタノールの原料となるトウモロコシをガンガン育てる方向に一気に走ったために色んな弊害が出たなんてことがあった気がする。
そういえば最近エタノールで走る車の話は聞かなくなったなぁ。どうしたんだろう?

環境に良いのは良いことだけど、その一面だけを見て暴走するのは本当に危険であると思う。
エコって言葉に皆弱いけど、本当にエコなのか、エコってなんなのかといったことを考える必要は大いにある。

そうそう、この写真を撮るのは実は結構勇気がいった。
なぜなら相手は阿部ちゃんですから。 こんなヒゲ面のオッサンが阿部ちゃんの看板に向かってカメラを構えるのは本当にキワドイ。
熱心な阿部ちゃんファンのオッサンと思われるのもチト照れるし、そっちの趣味の方と思われるのも困る。

オッホン、私は広告代理店のエージェントで看板設置の状況およびマーケティングリサーチをしているのであります、というくらいのカンジで撮ってみたのだが、やっぱり人目は気になったなぁ。

2010年9月3日金曜日

円錐形の木
    

とある駅前に2本の大木があった。
   
木はキレイな円錐形をしていた。
   
そこで問題です。
この木は何の木でしょう?
   
この距離で見ただけではなかなか分かりづらいと思う。
ましてや、樹形だけで判断しようとしても、この円錐形はどうしたって人為的に作為的に刈り込まれて出来上がったものだと思われるのでヒントにはならない。
   
正解は、お馴染みのイチョウです。
   
まぁイチョウは概ね円錐形をしてはいるが、パラソルチョコのようにここまでキレイな円錐形とはちょっと違うと思う。
   
となると、この形に誰かが刈り込むなり剪定するなりしているということになる。
   
樹高約12メートル。
これだけ大きなイチョウをこういう形で維持するのはなかなか大変だと思う。
   
さて、まったくの蛇足だがつい今までテレビで高校生クイズ選手権という番組を見ていた。
たまたまチャンネルがあってしまって、ちょっと見ていたらば最後まで席を離れられなくなってしまったのだ。
   
最後は県立浦和高校 VS 私立開成高校だったのだが、決勝戦は東大生の正解率1%以下の難問というものだった。
そのなかに 生物の分類5界説の5界とは、原生生物界、菌界、植物界、動物界とあとひとつは何か? という問題があった。
   
花咲ジジイは思わずガッツポーズである。
なぜならついこの前、8月25日にシイタケについて書いたときにこの5界説について触れたからだ。
   
テレビの前で モネラ界じゃっ!! と高校生相手に絶叫した。
   
その前には日能研の取り扱った広告で函館ラ・サールの問題を正解したのは記憶にまだ新しい。
モネラ界を正解したのは開成だった。浦高の学生も花咲ブログを読んでいればひょっとしたら正解できたかもしれない。
  
どうです、花咲ブログなかなか役に立つでしょ。 
  
   

2010年9月2日木曜日

和食を食すなり
    
この前ちょっとかしこまった席がありまして、ちょっとかしこまった和食を頂戴した。
     
和食なのでお座敷に通されると、すでに一品、料理が置かれていた。
その料理がどうしても花咲ジジイの好奇心をくすぐる一品であった。
どうなっていたのかといえば、一番上の写真のように盆踊りの櫓(やぐら)のような構築物にナスが串に刺さってぶら下げられていたのである。
さらに中央にぶら下げられたナスの周りには様々な植物たちが飾られていたのである。
   
ツタの一種と思われる葉っぱ、ヒノキのような針葉樹の葉っぱ、そして赤いのはサルスベリの花である。
果たしてこのナスにはどんな意味があって、こういう盛り付けになっているのだろう??
何ががあるはずである。
    
お盆にしては、時期が相当ずれているし、秋茄子ってほどまだ秋じゃない。
何だ、何なんだ??
   
頭の中が疑問で一杯になったところで丁度仲居さんがやってきたので尋ねてみた。
   
このナスがぶら下がっているのは何か意味があるんでしょうかね?
すると仲居さんと思った方は実は女将さんで、
これは・・・・ とちょっとためらった後、 演出です とお答えになられた。
なーんだ ってちょっと拍子抜けしてしまったけど、勝手に想像を膨らませたこちらが悪い。
    
緊張が解けて、やおらこの針葉樹は何だ?と葉っぱの裏を見る。
これは以前、花咲ブログで書いたと思うが葉の裏の気孔帯Xになっていたのでサワラであると分かった。
この葉っぱなどはどこから仕入れてくるんですか? 市場ですか?
皆、うちの庭からです。
    
なるほど、暗くて庭は見渡せなかったが、色々と植わっているようであった。
   
お店側にしてみれば面倒くさい客としか言いようがないだろう。
   
その後は落ち着いて美味しく普段食べることのない繊細な料理を頂戴した。
   
    
刺し盛の皿(写真左)には、カエデカツラシソなどが飾られていた。
左のカエデの葉の横のオレンジ色のものはホオヅキで中にはハモが入っているという繊細さである。
    
松茸の土瓶蒸し(写真右)には、当たり前だが松茸、そしてギンナンなど早くも秋の味覚炸裂である。
    
ちょっと~、最近花咲ブログは食べ物の話が多いんじゃない? と苦言を呈されてもいたしかたない。
しかし、それだけ植物と食べ物とはかくも深く密接に関わっていると言いたいのである。
    
旬の魚で季節を感じるのもそうだけど、旬の野菜で季節を感じるのもまた事実。
   
実際、今日の花咲ブログで植物に関係のない記述は ハモ の箇所だけである。
   
本当、植物は我々の身近にあって欠かすことのできない存在なのである。
  
    

2010年9月1日水曜日

夏休み終了・・・
   
今日から9月。
新学期というおたくも多かったのではないだろうか。
花咲ジジイが子供のころは、宿題を先送りにしていつも8月30日と31日の2日間は泣きながら宿題をやっていたという話はこの前書いた。
この前、甥っ子のアサガオ観察記に付き合った。
   
種の観察を、ということで、甥っ子は観察ノートクーピーペンシル(懐かしい!)、鉛筆などとともに家で育てるアサガオから種の部分を持ってやってきた。
   
ところがここで問題発生。
    
種の観察なんだけど、子房が膨らんで種がつくらている段階で、あのアサガオの黒い種がまだ期待できないシロモノを持ってきたのだ。
    
あのさー、これはさー、これから大きくなって熟すと種になるんだよ。
でもさー、これはさー、まだ熟してないの、ホラまだ緑色してるでしょ。
と説明して、近所を散歩がてら徘徊して熟したアサガオの種が採取できないか、炎天下のなか手をつないで出掛けた。
    
しばらく歩いても、なかなか見つからない。
あっ、あった!!
と思っても、それはセイヨウアサガオであって、子供のやるべき種の観察においてはまったくの別物だったりした。
セイヨウアサガオ Ipomoea tricolor といわゆるフツーのアサガオ Ipomoea nil では似て非なるものである。
しばらく歩いていて、見つからないので一旦退却して作戦を練り直そうとして家路についたとき、ちょうどとあるお宅の前に鉢植えのアサガオに幾つかの種がなっていた。
     
これだよっ!!
早速間近に観察して、少なくとも4つの実がなっていて、いずれも観察に適した成熟具合であることを確認。
   
実をササッといただいてしまおうかと悪魔がささやかなくもなかったが、いたいけない子供の手前 スミマセーン と家の方に断っていただくことにした。
家の方はとてもカンジのヨロシイ方で ドーゾドーゾ好きなだけ持っていってください と協力してくれた。
甥っ子に 「有難うは?」 とお礼を促して花咲ジジイもナイスな叔父ぶりである。
ビニール袋にアサガオの実を4つ入れて意気揚々と帰宅して、麦茶を飲みながら観察を開始した。
    
  
色は?形は?とんがったのは何本ついてる?中の種は幾つ?種は何色?種は硬い?などなど尋ねながらやるのだけど、そこは子供なのでスグに飽きてしまう。
   
よーく見て描いてごらん。
    
彼の観察を見守る。
どーにか、こーにか、描きあげると、早速遊びを始めた。
   
種を殻にひとつづつ乗せて お舟 なんだそうだ。
良いなぁ、この位の年齢に戻りたいものだよ。
   
えっ? あんまり精神年齢は変らないですって?
まぁねぇ・・・・・
  
   

2010年8月31日火曜日

ジャックと豆の木?
    
   
この前、都心のド真ん中を歩いていたらば、とある喫茶店のあるビルにフジが絡みついて大きく育っていた。
    
ビルの高さは5階なのでざっと10メートルくらいはあるだろうか。
   
フジはいうまでもなくマメ科の植物であり、成長もまずまず早い。
天に向かって伸びる様子を見ていてジャックと豆の木を思い出した。
    
根元はたったひとつの大きめの樽のような鉢に支えられてた。
これだけでビルの上の方までちゃんと育っているというのはかなりスゴイ。
しかも元気そのものである。
   
   
横の電柱にもひけをとらない位しっかりしている。
 
今の時期は葉っぱだけだけど、これにが咲いたらば結構壮観ではなかろうか。
    
フーン と数枚写真を撮って再び歩き始めた。
   
角を曲がってまっすぐ行くと、左手のビルが植物で青々としていた。
今、はやりの壁面緑化の類かなと思って近づくと、ナントこれもフジだった。
    
   
しかもたった一株のフジである。
   
このビルは10階建てくらいなので、さっきのビルの倍くらいある。
さらにこのフジはタテ方向に伸びるばかりでなく、ヨコ方向にも誘引されて茂っているのである。
   
これはスゴイ。
   
こうなると、このフジのあるビルなんてのはちょっとした名所になりうる。
宣伝をうまくすれば花が咲く頃、全国から見物客がやってくるに違いない。
  
    

2010年8月30日月曜日

さらば夏・・・
    

いよいよ8月も終りである。
    
子供たちは夏休みを終えて、新学期。
無事宿題は終わったのだろうか。
   
花咲ジジイは夏休みではないが、さる友人から誘われてナイター観戦に出掛けた。
    
正直申し上げて、野球はあまり関心がなくてそのあたりは誘っていただいた方に大変失礼なのであるが、球場で飲むビールには大いに興味がある。
   
ナイター照明に照らされた青い芝をみながらビールをグビグビと飲むってのは本当に良いものだと思う。
野球なんか知らなくても雰囲気を十分楽しめてしまう。
   
そんな訳で野球そっちのけで女子高生のようにぺちゃくちゃしゃべりながら、そしてビールを飲みながらアッという間に時間が過ぎた。
ビールもすすむ、すすむ、ご覧の通り空コップが積み重なっていく。
   

花咲ジジイのナイター観戦でのザ・ベスト・メモリーはなんといってもニューヨークのヤンキーズスタジアムである。
   
当日並んで安いチケットを買ってビールを飲む。
なんというウマさよ。
大リーグ観戦にはビールホットドッグでしょ、やはり。
   

というわけで大きなホットドッグにかぶりつきながら、ビールをさらに飲む。
なんかアメリカンドリームを体現しているような気分になる。
生きていてヨカッタ。
   
ちなみにこの試合ではかの野茂が投げ、松井が打つという、そのスジのファンならたまらないカードだったようなのだが、そんなこともホットドッグを買うために行列した売店のテレビモニターで知った。
   
アレっ、野茂が投げてんの?
というくらいの無頓着振りである。
    
このままビールとホットドッグの話をしていたのではちっとも花咲ブログにならないので軌道修正しよう。
ナイター観戦の何がそんなに良いのかと考えてみると、恐らくそれは芝生であると思われる。
   
青々とした芝生白球を追う選手たち。
そのコントラストが美しい気がする。
   
ほら、よく目が疲れたら遠くの緑を見なさいっていうじゃない。
観戦している間中、ずっと目をいたわっているような感覚ではなかろうか。
   
先日観にいったスタジアムは人工芝であるが、ヤンキーズスタジアムは几帳面に刈り込まれた天然芝である(たぶん)。
これだけの芝を管理するのは本当に大変だと思う。
   
この前ゴルフ場のグリーンの話を書いたけど、グリーンキーパーとはかくも誇り高く、専門性のある仕事なのである。
  
    

2010年8月29日日曜日

路傍のトマト
    

雑草ってなんでしょう?
   
これは以前花咲ブログで触れた話題かもしれない。
   
広辞苑によると 自然に生えるいろいろな草。また農耕地で目的の栽培植物以外に生える草。 とある。
   
自然と生えるいろいろな草 ってなんか意外な定義じゃないか。
   
じゃぁ、野草は?
野に生えている草。 
そのままじゃぁないか。
   

実は街路樹の植え込みのサツキなんかに紛れて、トマトが育っているのを見つけたのだ。
  
誰かがここでトマトを育てているというのはちょっと考えづらい。
   
となると、誰かが植えたのではなく、自然と生えたとなれば、このトマトは雑草であるといえる。
  
なーんか不思議な感じだがそうなるのだからしょうがない。
   
どうしてこんなところにトマトが生えたのか、考えるに、都会の生ゴミのなかにトマトがあってそれを食べたカラスの糞にトマトの種が混じっていた、とか、ベランダ菜園で育てていたトマトをかじった鳥の糞にトマトの種が混じっていた、とかではないだろうか。

鳥が果実をついばんで飛んでいった先で糞をして植物がそのテリトリーを広げるというのはよくあることなのである。
イヤ、植物たちはそれによって自分たちの種がより遠くへ行くように、鳥たちにとって美味しそうな実をつけるのである。
    
美味しいものあげるから種を運んでね という取引が成立しているのである。
   
なんでこんなところにこんな植物が?? というときはその種がどうやって旅してきたか考えるとその答えが想像できる。
   
旅する種たち・・・・ なんかロマンチックではないか。
  
   

2010年8月28日土曜日

ガッカリ・・・
       

毎日花咲ブログをみていただいて有難うございます
   
花咲ブログはバカバカしいけど為になるなぁ と言っていただけるように、身近な植物でフーン、とかナルホドなんていう話題を提供することを心掛けております。
   
で、今日はちょっと時間をかけて夏休みっぽい話題について書いた。
そしてそれをアップロードすべくボタンをクリックしたらば、どういうわけか今書いたばかりの記事が消えてなくなった。
   
ウソでしょ? ですって?
イヤ、本当なんです。
   
モー、がっくりと力が抜けてしまったよ。
   
なにくそー ともう一回書いてみようとは思うが、結構な長文だっただけに、そんなことの直後では気持ちが萎えてしまってなかなか書けない。
明日くらいには気持ちも新たに書こうとは思うが、今日は申し訳ないけどこんなのでお茶を濁させていただいてもよろしいでしょうか。
   
ミントの花に蝶がとまって蜜を吸っておりました・・・・ という今日の写真です。
   
    

2010年8月27日金曜日

大きなケヤキ
      

   
昨日のサイクリングの続き。
   
相変わらず画質のよろしくない携帯電話のカメラで撮っている。
あしからず。
   
荒川をズーっと下っていくと、川沿いに大きなケヤキをみることができる。
   
そのケヤキは悠然と貯ずんでいた。
   
街路樹のケヤキであればある程度 人間本位に剪定されてよそ行顔をしているのだと思う。
   
でもこのケヤキは川原の広い敷地にドーンと構えていてケヤキ本来の姿を留めている。
   
♪この樹なんの樹気になる樹♪ と聞こえてきそうなノンビリとした樹である。
これがケヤキ本来の樹形なのだと気付かせてくれるような悠々たる樹形なのである。
   
サイクリングに出てみるべし。
必ずやそこには発見があるはずである。
   
   

2010年8月26日木曜日

サイクリングのススメ
    

暑い、暑い、暑い。
日中の暑さは相変わらずで、このまま9月に突入しそうである。
   
炎天下でランニングをしている人などもたまに見かけるが、見ているこちらのほうが具合が悪くなりそうである。
   
でも暑いからといって何もしないのもカラダがなまってしまう。
   
というわけで昨日は夕方から久し振りにサイクリングに出掛けた。
   
自宅から荒川に出て、川沿いをズーっと下ってまた帰ってくるという、およそ50キロほどの行程である。
   
出発したのは夕方5時くらい。
日は傾きかけていたけど、まだ日差しが強かった。
   
暑いといっても川辺には適当な風が吹いていて気持ちよかった。
ただし、往路は向かい風であまりスピードも出ずにエッサエッサと汗だくでペダルを踏む。
復路は追い風で普通にこいでいるのにとってもいいペースで自転車が勝手に進む。
   
あたりに目をやると、ちょうど土手越しに例の東京スカイツリーが夏の入道雲から洩れる夕日に幻想的に浮かんでいた。
生憎カメラを持っていなかったので、またしても写りの悪い携帯電話のカメラで1枚シャッターを切った。
   
気持ちがとても良くて、なにやら得をしたシアワセな気持ち になった。
   
で、花咲ブログなので植物について語らねばなるまい。
    
暑い、暑いと毎日ボヤいているが、川沿いにペダルを踏んでいたらば、ススキが穂を伸ばしていた。
セイタカアワダチソウもかなり伸びてきていた。
気温は高いなれど、植物たちは日照時間が徐々に短くなっていくことで秋を察知しているのだろう。
   
夜には草むらからリーリーリーと虫が鳴くようになったし、秋ももうスグそこまで来ているのだと思われる。
    
荒川区、文京区、豊島区、北区近辺にお住まいの方で荒川サイクリングをしてみたい方は、花咲ジジイがお世話になっている サイクルショップあしびな さんで週末色んな企画があるので興味のある方はチェックしてみてください。
  
   

2010年8月25日水曜日

シイタケ Lentinula edodes
    

暑いなぁ と、水シャワー浴びるべく蛇口をひねるとシャワーヘッドからは お湯が出てくる。
もう25日ですよ。子供たちの夏休みもそろそろ終りだってのに、暑さは これから夏休み ってくらいの勢いである。
    
どうやらあと2週間くらいはこの暑さが続くというのでやれやれである   
子供たちは宿題は終わっただろうか?
他人事ながら心配である。
    
8月6日の花咲ブログで取り上げた大手進学塾の車内広告 シカクいアタマをマルくする というやつ。
覚えていらっしゃいますか?
    
あの問題で、
5種類の生物をそれぞれ紙に書いて・・・・
とあって、その5種類の生物として アサガオ イチョウ スギナ シイタケ ゼニゴケ が示してあった。
    
なんで5種類の生物なんてまどろっこしいことを言っているのだ?5種類の植物で良いんじゃぁないの?と思った方がいたらそれはそれでスルドイ。
ここは 5種類の植物 と書かずに 5種類の生物と書いてあることがミソだったのである。(たぶん)
   
ここで挙げられているシイタケ以外は全て植物に分類されるが、シイタケはに分類されて全く別のものなのである。
シイタケに関しては花咲ブログ2009年11月02日にちょっと書いたのでそちらをご覧いただきたいが、要は葉緑素が無く光合成を行わず種子ではなく胞子で増える というところが植物と異なる。
     
言われてみればシイタケもマツタケもマッシュルームも茶色、白といった色合いで緑色のキノコなんて見たことがないでしょ。
葉緑素がないからね。
    

胞子はキノコの傘の裏側のスジスジのひだの間に入っていて、これが開くとフワ~っと飛んでいくという仕組みである。
   
我々人間などの動物も含め生物を分類するには幾つかの方法、そして説があるのだけど、分類の一番最初、すなわち一番大きな分類として花咲ジジイが習ったのが 5界説 というもの。
それは生物を モネラ界 原生生物界 菌界 植物界 動物界 に分けたものだ。
    
いや2界じゃないか、とか、6界じゃないか、とか、それは色々あるようであるが、ここでは菌界と植物界が分かれているところが分かればヨロシイ。
  
秋の味覚が騒がれるのも間近であると思われるが、そこで野菜・果実などの植物とキノコなどの菌類を一緒にしてはいけないのかもしれない。
まぁ良いかぁ、美味しければ何だって。