2011年12月25日日曜日

解体現場にて


メリークリスマス。

今年も残り一週間となった。

やり残したこと、たくさんあるなぁ。
まずいなぁ・・・ と思っているのは僕だけだろうか。

今更仕方がない。
残り一週間を精一杯、そして元旦からスタートダッシュできるよう気持ちを引き締めていきたいものである。

それにしても冬らしい寒さだ。
散歩をしていても寒さが身にじみる。

テクテクと歩いていたらば、大きなパワーシャベルで解体作業をしているところに出くわした。

古い家屋を壊して新たな建物をつくる。
相続で持ち堪えなくなってしまって、売却→更地→分譲というのもよくあるパターン。

どういう事情があるのかはそれぞれだと思うが、解体現場を見ていつも胸が痛むのがそこにある植物たちの行方である。

家のシンボルとして家族と共に歴史を刻んできたので、移植して欲しい・・・なんいうのは大変レアなケースで、大体はゴミ同様に扱われて処分されてしまうのだと思う。


このお宅でも、パワーショベルがコンクリートブロックをバリバリと壊したついでに、その脇にあるシイノキをメリメリとなぎ倒していた。

ショベルカーの爪あとがなんとも痛々しい。

その横には一箇所にまとめて積み上げられた植物たちが見える。
ソテツ、キンモクセイなんかも見えた。

いや、そりゃ全部は救えないのは分かるよ。
でもねぇ、ぞんざいに扱われているのを見るとなんともやりきれない気持ちになってしまうのだ。
もうちょっと敬意を表するというか、塩とお酒で清めてから作業を始めるとかさ。

仮にも生き物なんだから。


数日後に歩いて見てみたら綺麗サッパリの更地になっていた。

まるでそこには何もなかったかのように。

 

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

雪のクリスマスも終わり、いよいよ年越しですね。年々早く感じるのは年のせい??
ところで解体→整地、画像で残すとあっけなさがよく伝わります。この庭の持ち主もさぞかし寂しさを感じたでしょうね。
願わくばこれから建つ建物に新たな緑が加えられることを!!

花咲ジジイ さんのコメント...

匿名さん

コメント有難うございます。

木が大きくなるには結構な年月が掛かります。

早く大きく育つのは先日のブログに書いたようなゴールドクレストとか。
その分、問題も多いわけで。

時間はお金で買えないという変わった例のひとつのような気がしますね。