2010年11月5日金曜日

日比谷公園 郷土の森
   

日比谷公園の話が続いているが、もう少しお付き合いを。
   
日比谷公園の西端に郷土の森という場所がある。
  
これは各都道府県の樹を集めてあるというユニークな場所である。
   

色んな樹が植えてあって、それぞれに出身地と名前を書いた名札が付いている。
この名札っていうのもちょっとビミョーで、なんか墓標のように見えなくもなくて、ときとして興醒めな場合もある。
   
東京都は当然イチョウである。
各都道府県の樹ってことは、各都道府県の気候にマッチしているということで、それが必ずしも日比谷公園の気候と合っているとは限らないのがツライところである。
   

例えば、昨日の花咲ブログでご紹介した ねむの木の庭 では元気だったシラカンバは、長野県の樹として植えられているのだけど、今年の東京の暑さに耐えられなかったのか、ご覧のように茶色く枯死してしまっていた。
   
因みにシラカンバは長野県の樹っていうだけあって、高原の涼しい気候に適合している。
そしてあの白い幹肌はある程度気温が低くないと、はっきりとは白くならないと言われている。
   
そういえば大学時代の友人で鹿児島出身のやつとスキーに行ったことがあった。
当然、鹿児島にはシラカンバなどは自生しておらず、生まれて初めて白い幹肌のシラカンバを白銀まねくスキー場で見たわけだ。
そこで彼が真顔で シラカンバはスキー場の雰囲気を盛り上げるために一本一本白いペンキで塗っているんだと思った と言ったことを思い出す。
時は わたしをスキーに連れて行って の時代ですから、そんなバブリーな演出も考えられたわけですね。
今は笑い話ですが。
   

因みに鹿児島県クスノキで、そのお隣宮崎県フェニックスだ。
  
宮崎のフェニックスは知事の影響とは関係なく、もともと知られていた気がする。
たしかに南国宮崎っぽい。
  
  



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