2012年4月14日土曜日

手ごわい山野草



赤城自然園に春が着々と近づいているようだった。

この前きれいに咲いていたフクジュソウなどはすでに見頃を終えていた。

その代わりに咲いていたのが小さくて可憐な山野草たちだった。

上の白い花と2番目の紫の花ともに キクザキイチゲ Anemone pseudoaltaica というキンポウゲ科の花。

同じキクザキイチゲでも交雑がすすんで個体差がある。

キクザキイチゲの花びらは細長くてシュッとした感じだが、下の花は花びらの長さが短くて幅も広くボテっとした感じだ。


ボテっとした花が何かというと、ヤブイチゲ Anemone nemorosa

見た目に違うが、実は同じキンポウゲ科ということで共通点もある。
一番の特徴は、雄しべの数が幾つと決まっておらず沢山あるということ。

ヤブイチゲもキクザキイチゲも学名を見ればともに属名が Anemone となっていることから同属であると分かる。

同じキンポウゲ科にはクリスマスローズやクレマチスなんかもある。

冷静に見れば皆なんとなく似ている。

最近、セリと間違えて食べて食中毒死という不幸なニュースにもなったトリカブトもキンポウゲ科である。


さらに背を低くかがめて咲いている白い花もあった。

これは ハルノトラノオ Bistorta tenuicaulis というタデ科の花であります。

タデ科ってだけあって、タデと花の様子がかなり似ている。

・・・・こうやって、いかにも「知ってます」という感じで書いているが、実は知らないことだらけなんであります。

今日書いた花たちはいわゆる山野草というもので、ある程度の標高にある山にある花々で、普段街中で見掛けるものではない。

この辺の領域はちょっと特殊で、かなり勉強しないと同定は難しい。
本ばかり眺めていても、やはりホンモノに触れないと自分のモノにならない。

山野草は本当に難しいなぁと改めて実感した次第。



2012年4月13日金曜日

カタクリ


今日は暖かい一日だった。

都心を離れて群馬県赤城自然園に出掛けた。

来週に予定している子供たちとの自然観察の最終下見をするためだ。

前回行ったのは3月26日。
わずか2週間ちょっとで、すっかり春がやってきた様子だったので驚いた。

咲いている花の数が格段に増えていたし、あちこちで草花が芽を出し、枝には新葉のツボミがほころんでいた。

詳しくはまたの機会に書くとして、今日はなかでも特に目立っていたカタクリ Erythronium japonicum

ペパーミントアイスクリームのような微妙な緑色の葉にチョコレートのような茶色いまだらの斑が入っている。
さらに雄しべ雌しべの突き出たピンクの花がちょこんと頭を垂れているのが特徴である。

これはさすがに都内を散歩していてちょくちょく見掛けるというものではないので、赤城くんだり繰り出した甲斐があるってものだ。

行き帰りの関越自動車道の路側帯、中央分離帯には、アイビー、レンギョウ、ハナカイドウ、ツバキ、ベニカナメモチなど色んなものが植えれているんだなぁ、なんて発見もあった。
とくにレンギョウとハナカイドウは満開で見ごたえがあった。

そんなことに気付いてハンドルを握るドライバーはどのくらいいただろうか?

もちろん脇見運転はダメだけど。


2012年4月12日木曜日

acclimatisation


いやーいよいよ春ですねぇ。

朝起きて顔を洗うときに、真冬の間はかなり気合を入れていた。
だって水が切るように冷たかったから。

最近もそれなりに水は冷たいけど腹筋に力を入れるほどではない。

そんなところからも春を実感する。

春を実感するのは何もサクラばかりじゃないぞ。

寒さに弱い植物を冬の期間、部屋の中に入れていた人もいるだろう。

春になったからといって彼らをいきなり外に出すのは考えものである。

冬の間室内にいたことで、植物は室内のぬくぬくした環境に慣れてしまっている。

それを急に外に放っぽり出したらばどうなるだろうか?

分かりやすく言えば風邪を引くのである。

霜などが直接当たれば枯れるだろうし、そうでなくてもいきなり低温にさらされると生長障害を起こすなどなんらかの問題が起きる可能性が高い。

なので、日中の暖かい時間帯~夕方くらいに外に出して、夜には室内に取り込む。
こんなことを10日間くらいやったほうが間違いは少ないと思う。

人間も学校なんかでは冬服→合服→夏服となっていて、冬と夏の間にひとつ合服が挟まっているでしょ。

こういうのを英語でなんというか?

出ました!園芸英語の宣伝、と思って引かないでいただきたい。

こういうのを acclimatisation という。
もとの単語は acclimate といって、新しい風土や環境に順応させる(する)ことからきている。

さらにいえば、辞書なんかでは acclimatization となっているものが多いと思うが、それは米語なんであります。
英語では -zation ではなく -sation となるあたりもなかなか興味深いところ。

・・・・と、こんな感じの身近でよくあるシチュエーションの園芸に関する英語を楽しく紐解いていくのが
であります。

語学力向上のための講座ではなく、園芸英語を通じて英国園芸文化を知ろうという講座ですので英語力は一切不問。

紅茶を飲みつつ、Walkersのショートブレッドをかじりつつ、リラックスしたムードでご参加いただけます。

お問合せ・お申込は 西武コミュニティカレッジ まで。
tel: 03-5949-5481


2012年4月11日水曜日

bolting


サクラもそろそろ見納め。

春もそろそろ全開ってカンジだろうか。

花の少ない冬の花壇で活躍していたハボタンの様子がおかしい。

ハボタン Brassica oleracea は見た目からしてキャベツ Brassica oleracea に似ているが、それもそのはず学名がまったく同じでそれぞれが変種であるという違いがあるだけだ。

冬の花壇を彩っていたころは、全体的にぎゅっとコンパクトになっていて、さらに色も濃かったはずだが、今はどうだ?

全体的に色が淡く変色しているし、なんと言っても背丈がメキメキメキっと伸びて、その先端には花のつぼみが付いている。

色が濃くてコンパクトな草姿を楽しむものなので、こうなってしまう前に春の花と植え替えるのが本来の花壇管理のあり方である。
でもこういうハボタン良く見掛けるでしょ。

これを見ていて思い出したことがあった。

このハボタンの状態を英語で何というか?

このように「とうが立つ」状態のことを英語では bolting という。
正確には、ロゼット型の短い茎に温度や日照の変化によって花を咲かせようと、節間部が急速に伸長することを指す。

実は英国にいたときに学校でこの話になった。

まわりでしきりに bolting というので、最初は「何?ボルト??」

ボルトといえば、電力が何ボルトとか、ねじのボルトとか、最近であれば世界で一番速い男ボルトとか。

それをキャベツに対してボルトとは・・・

まぁ当時の僕の園芸知識では、仮に日本語で「とうが立つ」と言われても分からなかったと思うけど。

百聞は一見にしかず。
今日の写真のハボタンの状態がまさに bolting なんであります。

こういった園芸にまつわる身近な英語を楽しく学んじゃおうというのが、毎月第二日曜日10:30~12:00に池袋西武コミュニティカレッジで開講中の
であります。

僕自身、園芸を英語で学ぶにあたって随分苦労したので、分かりにくい概念や単語のツボなどは心得ているつもりだ。
そのあたりの経験を活かして分かりやすく色んなトピックスを扱う中で解説していきます。

春を迎えて新たに何か始めたい方。
月に一度、紅茶を飲みながらゆったりとした雰囲気で園芸英語に親しんでみませんか?

お問合せ・お申込は西武コミュニティカレッジまで。
03-5949-5481



2012年4月10日火曜日

サクラ見納め


東京は今日も暖かく穏やかだった。

サクラはほぼ満開でピークは過ぎたように見える。

日曜日の上野公園の人出が55万人だった・・・というようなことをラジオで言っていた気がする。
さらりと聞き流してしまったので正確な数字なのか自信はないのだけど、いずれにしてもスゴイ人出だったのだろう。

同様に急性アルコール中毒で救急車で搬送された人も多かったなんてニュースだったので、震災の自粛ムードが去年だったと思えないほどの変わりようにちょっと驚かされる。

まぁそんなことは置いておいて。

午前中は御茶ノ水あたりで打合せがあって、午後は市ヶ谷で講演の仕事があった。
その間にちょうど良いころあいの時間が空いたので、御茶ノ水から市ヶ谷まで散歩した。

いわば花見散歩である。

神田川にかかるサクラは満開でとてもキレイだった。
ブルーシートを広げて宴会をしているひともいなくて、なんとも平和な気分でサクラを楽しみながら歩いた。

飯田橋のよく行くとんかつ屋さんで早目の昼食をとって、市ヶ谷方面に向かって歩いた。

途中には千鳥ヶ淵、そして靖国神社という都内屈指のサクラの名所がある。

歩道には人が溢れ、警備員が歩行者を誘導していたりしてすごい賑わいである。

靖国神社の外苑には屋台が出て、昼間から赤ら顔をした花見客が溢れていた。
仕事はないのだろうか?

なんとも羨ましいご身分である。

同じ靖国神社でも内苑は花見は基本的に禁じられていて、ゴザやブルーシートは見当たらない。

まぁ靖国神社の本質を考えれば当たり前だと思うが。


そんな靖国神社に東京で一番有名なサクラの木があるのをご存知か?

いわゆる標本木といわれるもので、東京管区気象台が指定したものらしい。

「今日、東京のサクラが開花しました」
という、開花宣言はこの標本木を基準にしている。

なんで、このサクラの木なのか、という理由は知らないのだけど、調べてみると面白いと思う。

以前は境内のどのサクラが標本木か分からないようになっていた(僕はどれか知っていたけど。だってテレビや新聞社のカメラマンがその時期になると一本のサクラに群がっていたから。)のだが、今年からご覧のように根元に竹垣が出来て、標本木ですという看板まで立つようになった。


これも何でなのか、何でことしから方針を変えたのか、なんて調べてみると面白そうである。

天気は下り坂のようで、明日はどうやら花散らしの雨になりそうだ。

今年のサクラも見納めかなぁ。



2012年4月9日月曜日

ボタニカルアート体験記


この前、ボタニカルアートなるものを体験した。

実は英国にいたときにボタニカルアート教室に通っていた時期があって生まれて初めてって訳ではなかった。

そのとき、真剣に植物を描いて出来上がった作品に満足し、
「俺って天才なのではっ??」
などと興奮したものだが、先生からはあれこれとダメ出しをされてしまって、ガックリしてしまった。

やってもやっても褒められることはなく
「ボタニカルアートは自分には向いていない」という結論に達した。

実はボタニカルアートに対する根本的な理解が伴っていなかったことによる悲劇であったと今は思う。

つまり、当時は植物の絵を写実的にキレイ描けば良いんでしょ、
位にしか思っていなかったのだ。

しかし本来のボタニカルアートとは、その昔カメラがまだない頃に貴重な植物の外観をありのまま伝えるために描かれたものであり、加えて植物分類学の見地からも、その絵を使って分類に役立てることができるように、細部に渡る形はもちろん、大きさ、色など全てにおいて生き写しである必要があるのだ。

キレイに描けば良いんでしょ、というのは出だしから方向性を見誤っている。

しかし今回の先生によると、今のボタニカルアートにはふたつの潮流があって、ひとつはキレイに見栄えがする絵、そしてもうひとつはあくまでも目の前にある植物にとことん忠実に描くもの、に分かれてしまっているのだそうだ。

もちろん一般ウケするのは前者である。

後者は完成までにエラく時間も掛かるし、見栄えも比較的地味になる。
一番重要なのは、植物の知識がないとそういう絵は描けないということ。

キレイに描いてオシマイ、というボタニカルアート教室が多い中、きちんと植物学を抑えつつ正確な植物の描写をする教室も数が少ないながらも存在するという。

その日はチューリップを分解して絵を描いた。

チューリップの構造は僕の得意とするところである。

花びらは6枚・・・ではなく、ガクが花びらのように変化していて外花被となり、本来の花びら内花被と併せて6枚となる。
形も良く見ると微妙に異なる。

雄しべは6本。
虫眼鏡で拡大してみると、黒っぽいベルベット状の雄しべの先端は葯といって花粉が詰まっているのが判る。

雌しべはひとつだが、実は子房が3つ合着してひとつのように見える。

・・・といったあたりを汲みながら、黙々と描いた。





サイズだってモノサシを使って正に表現する。
もう、老眼なんで結構キツい作業だった。

鉛筆で描いただけでは大したことはなかったが、これに水彩絵の具で着色するとやおら見栄えが違った。

色だって適当に塗っているわけではなくて、別の紙にカラーテストをしてホンモノに一番近い色を忠実に再現して、何層にも塗り重ねていく。

仕上がった絵を額に入れたらば、なにやら大そうなアート作品になった気がした。

一番上の写真を見ていただきたい。

どうです?

額の中の2枚の花被と額の外にあるホンモノの花被を比べてみると、写真のせいかあまり見分けがつかないでしょ。

というわけで今話題のボタニカルアートなるものを体験してみましたというご報告まで。

いやー充実感があったなぁ。




2012年4月8日日曜日

ホームセンター礼賛


ジョイフル本田をご存知か?

茨城県に本社を構える大手ホームセンターであります。

仕事柄、ホームセンターに出掛けると胸が高鳴る。
色んな楽しいものが溢れていてとても興奮する。
言うなれば、ウハウハしてしまうのだ。

しかし、この手の大型ホームセンターは郊外にあって、都心に住まう自分としてはなかなか行く機会がないのだ。

都心で大きなホームセンターといえば、豊洲のスーパービバホームだろうか。
何回か通ってしまうと、だんだん慣れてしまって新鮮さに欠けるというのも事実。

で、この前筑波方面に出掛けたついでに寄ったのがジョイフル本田だった。

ここはスゴかった。

何がスゴイかって、その規模がスゴイ。

例えば僕が行ったジョイフル本田守谷店は、売り場面積16,887㎡、駐車場2,300台分という気の遠くなるような大きさだ。

しかしジョイフル本田にはこれを上回る規模の店舗がまだまだあるというのだから驚きである。

この日は買いたいものがハッキリしていたので、その売り場にピンポイントで向かった。

そうでなくて、なんとなく売り場を見学する感じで歩いていたらば時間が幾らあっても足りないだろう。

それくらいデカくて、広い。


ホームセンターは基本的に好きなんだけど、このときはあまりのモノの多さに圧倒されてしまって、吐き気すら覚えてしまった。
広いにもほどがあるゾ。

その広さはホントえげつないくらいなのだ。

戦意喪失してしまって、附設カフェでコーヒーとケーキなんかを食べて、必要なものだけをを買ってその場を後にした。

もっと元気なうちに乗り込んで何があるのか詳細にリサーチすべく、近々のリベンジを誓ったのでした。



2012年4月7日土曜日

ちょっとお寒いお花見事情


今日はどうしたってサクラの話題しかあるまい。

とういうのも、見る限りではどうやらサクラはほぼ満開。
そして週末。

今日、明日でお花見を計画している方も多いのではないか、と。

かくいう自分も明日は都内某所にてお花見の会に参加する予定である。

今日は仕事が早めに終わったので、神田川沿いのサクラ並木を歩いた。

神田川にしだれるように咲くサクラはなかなか風情があって良いものだ。

風情があるのは川の側。
歩道の側には人が溢れていた。

予想通りの人出だった。

ここは先月末の花咲ブログで、「果たしてこんな場所取りってアリなのか?」と書いた場所である。

場所取りの主張をしてあった場所にはブルーシートを広げて宴もたけなわだった。


この前から、さらに場所取り主張の張り紙、看板などが増えているようだった。

さらに歩いていると、スゴイ人ごみの中にぽっかりとスペースが空いていた。


大きなブルーシートが広げてあって、そこには誰もいない。

ブルーシートにはガムテープで字が書いてある。

4/7(土)16:00
と読める。


どうやら16:00からここで宴会をしますよ、という場所取りのようだ。
時計をみると15:00。

公共の場で皆がサクラを楽しもう、ついでに楽しく飲んじゃおう、語っちゃおう、とぎゅうぎゅうになっているのに、誰もいない大きなブルーシートが広げられ、そこだけポッカリと空いているというのはなんとも異様な光景だった。

誰も文句を言わないのか?

むしろそっちの方が不思議な気がした。

聖人君子ぶるつもりはない。

僕だって明日は花見といって、ブルーシートの上でビールを飲んでいるはずだ。
でも最低限のルールとマナーはわきまえて紳士に振舞いたいと思っている。
イヤ、ほんとに。

花見のあとに出る大量のゴミなどは酷いものだ。
早朝、人の少ない時間に散歩していて、うずたかく積まれたゴミに驚くことがある。

酔っ払って楽しげにしていると気付かないが、酒を一滴も飲まずにただサクラ並木を散歩してみるとかなり興醒めの光景なんである。

花見のマナーについて考え直す時期に来ている気がするけど、どう思います?



2012年4月6日金曜日

イチョウの受難


昨日書いた外苑絵画館前イチョウ並木。

タマリュウとクリスマスローズに目がいってしまったが、実は問題の本質は別にある。

もともとあったアイビーを取り除いて、根のまわりを掘り返し、排水と通気の改良を行っていたことこそが最重要事項であると思う。

ここのイチョウ並木はとにかく有名で、秋の黄葉シーズンにはイチョウ祭りなんかも開催されてスゴイ人出なんである。

人々は一応舗装されたアスファルトの上を歩くが、中には植え込みの中に入ってしまう不届者もいる。

仮にアスファルトで舗装されていたとしても、その上を何千人、何万人という人が歩いたとすれば根っこへの影響は計り知れないはずである。

さらにアスファルトで覆われているということは、雨が降ったって根っこには雨水が届かないだろうし、新鮮な空気が入り込むのも難しいだろう。

根っこは ①自らを支え ②水分・養分を吸い上げ ③呼吸をしている 植物にとってはとても大切な部分なのである。

なのでタマリュウとクリスマスローズを植えてキレイにカワイクすることが主目的ではないと思う。

あくまでも根の周辺の環境を改善してやって、樹木へのストレスを軽減して健康で長生きしてもらおうとしているのだと思う。

並木のアスファルトを見ていたらば、イチョウの根がアスファルトの間からむきだしになっている箇所が残っていた。


イチョウが 「アスファルトにフタをされて窮屈でたまらん!!」と怒りをこめてアスファルトを持上げているようにも見える。

しかし、アスファルトを突き破って地上に出たかと思えば、道行く人々に踏まれてしまうという・・・。

イチョウの受難の日は続く。



2012年4月5日木曜日

絵画館前に繰り出そう


急に春めいてきたね。

とはいっても4月5日なんだから当たり前か。

話題はどうしたってサクラへと向かいがちだ。

JR総武線で御茶ノ水から新宿方面に移動していたときに、内堀通り沿いのサクラが見事だった。

サクラの話題に触れたい気持ちを抑えて、あえて別の話題を。
そう、お気づきの方もすでに沢山いらっしゃるとは思うが花咲ブログはアマノジャクなんであります。

一番上の写真がどこであるか、説明はほとんどいらないだろう。
それほどに有名な外苑の絵画館前イチョウ並木であります。

すっかり葉の落ちてしまったイチョウがなんとも寂しげだが、あと10日もすると目にも鮮やかな新緑が見られると思う。

この絵画館前のイチョウ並木でしばらく工事をしていたのに気付いた方はいるだろうか?

かれこれ1年近く、いやそれ以上かな、ずっと工事をしていた。

イチョウの根元にあったアイビーを撤去し、イチョウの根のまわりを掘り返して通気・排水を促す工事をして、アイビーのかわりにタマリュウ、そしてクリスマスローズを植えて完成となる。

・・・と、これは通りかかるたびに観察して得た自分なりの想像に過ぎないのでやや誤りがあるかもしれない。
でも大体そんなところだと思う。

この前通りかかったときは、ちょうどクリスマスローズの植栽工事をしていた。

春休みのバイトです、って感じのヘルメットの似合わない初々しい女の子が手元の土をいじっていた。



しかしこのイチョウ並木の足元の植栽がタマリュウとクリスマスローズっていう、このチョイスは誰がしたんだろうか?

悪くはないと思うが、あまり感心もしないなぁ。

イチョウという大木、数百メートルも続くイチョウ並木、といわば大きなスケール感がポイントだと思うが、タマリュウとクリスマスローズではスケール感という意味ではバランスがあまり良くないと思うのだけど。

さらにクリスマスローズ(洋風)とタマリュウ(和風)という組合せ。

おそらく想像するに、タマリュウはメンテナンスが楽で常緑、さらに価格もそんなに高くないから。
クリスマスローズは人気もあるし、なんとなくオシャレだから。
という理由なんじゃぁないかなぁ。

もしそうだとしたら、もうひとひねり欲しかった気がする。
もしそうじゃなかったらゴメンなさい。


ちょうど工事を告知する看板も出ていた。
「いたわりのある緑道づくり」
いたわりとはクリスマスローズの花言葉なんだそうだ。

とにかく一度、新たに生まれ変わった絵画館前のイチョウ並木を歩いてみて欲しい。



2012年4月4日水曜日

キューガーデンのニュース


キューガーデン。

知っている人は誰でも知っている、知らない人は知らない植物園であります。

ロンドン西郊外に位置する世界遺産にもなった歴史的にも、植物コレクション保有数的にも、規模的にも世界有数の植物園。

そんな海の向こうの植物園が今日の日本の新聞を賑わせていた。

お気づきだったでしょうか?

「復興願い、英植物園で植樹」(日本経済新聞)
「奇跡の一本松 仲間、永遠に」(産経新聞)
「感謝の一本松ロンドンへ」(朝日新聞)
「被災地の種ロンドンに」(東京新聞)

その他、テレビニュースでも取り上げれていたようだった。

これは何かというと、
東日本大震災で英国から受けた支援に対する感謝イベントがキューガーデンで行われたというもの。

日英交流の記念イベントの会場をキューガーデンにするなんて、気が利いているではないか。

植樹なんかも行ったらしいので、植物を通じて交流を深める、あるいは植物を交流のシンボルとするというあたり、スジが通っている。

さらにキューガーデンにはシードバンクといって、世界の植物の種子を集めて保存して環境保護に繋げる施設があるのだが、ここに岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」で知られるアイアカマツの種も寄贈されたのだそうだ。

単なる植物園としてだけではなく、さまざまな場面で特別な輝きを放つあたり、さすがキューガーデンだなぁ。



2012年4月3日火曜日

大風吹く


昨日は手抜きブログで失礼しました。

なんとか夜なべして昨日やるべきことはやり遂げることができた。

今日も早朝からの仕事だったので、なんとかベッドから起き上がった。

暴風雨だという予報だったので、外仕事を中止するか決行するかは朝の様子で決めようと思っていた。
朝6時の時点では気温も高め、風はなく、日が射していた。

ということで予定していた外仕事を午前中こなしたあたりから雲行きが急に怪しくなった。

そして今。

地震??
気のせいだろうか、風の影響で家も揺れているような気がする。

春の嵐というか、とにかく不順な天候に嫌気がさしてしまう。

今日は何を書こうかな。
書きたいことが沢山あって迷ってしまうな。

この花咲ブログの不思議なことは、これまで「書くことがなくて困った」という事態に陥ったことがないということだ。

何かしら書くネタがあるというのが、毎日無理なく書きつづけられる一因であると思う。

さて今日は新聞記事から。

本日(4月3日)の日本経済新聞34面。
『植物の背丈左右 たんぱく質発見』 という記事が目にとまった。

記事タイトルのとおり、植物の背丈を左右するたんぱく質を発見したというものなのだが、見出しを見て
「ははーん、背丈の大きな植物を育てるのに利用するんだな」
と勝手に思ったのだが、記事を読んでみると全く違った。

たんぱく質の働きを阻害する化合物を作れば、遺伝子を組み換えずに背丈を調整できる。
背丈が小さければその分生育が早く、強風にあおられて倒れる栽培リスクも減る。
背丈が伸びずにすぐに実がなるといった収量効率が高い農作物の実現につながる。
(日経記事より)

なるほどねー。
背丈が小さいほうがメリット満載なのね。

大きいことは良いことだ的なことは植物の世界、とりわけ穀物やくだものをあてこんだ植物たちには当てはまらないわけだ。

いかに収穫を効率よく増やすか、という目線で見る植物の世界もあるんだね。


2012年4月2日月曜日

サンシュ


毎日花咲ブログをアップする、そしてそれなりに有益な情報を提供したり、ちょっと笑える話を書いたりということを旨としているが、時にジックリとパソコンに向かえない日もある。

今日はまさにそんな日で、早朝から外仕事にでかけ、先ほど帰宅。
ゴハンを作る暇が惜しいので近所のラーメン屋さんで夕食を済ませ、好きなビールも眠くなるのでやめておいた。

昨日も深夜まで机に向かって寝不足なのである。

そして風呂を炊いている時間が惜しいのでシャワーでさっさと済ませた。

まだ頼まれている仕事が沢山残っているのだ。

なので今日のブログはお休みしようかと思ったが、せめて春らしい花の写真でもと。

黄色くて小さなサンシュの花が咲いていたよ、というお知らせ。


たぶん今晩一山越えて、明日は通常通りのブログが書けると思います。

それでは!


2012年4月1日日曜日

サクラ咲く・・・


都内でもサクラが咲いたんだそうだ。

とはいっても周辺のサクラのつぼみはまだ固い。

これは靖国神社にある標準木なるサクラを基準に開花宣言が出されていることによる。

サクラが咲いたとってテレビニュースになったり、新聞の一面を飾ったりするわけで、日本はかなり平和な国であると言えなくもない。

今朝の産経新聞によれば、昨年の震災自粛ムードから一転して、今年は流通・食品各社が「桜商戦」を展開しているのだという。

上野松坂屋では花見会場へのオードブル配達に乗り出したんだそうだ。
ファミリーマートでも野外で食べやすい「串物おでん」の新商品を発売。

・・・なかなか商魂たくましい。

そういえば、この前ブログで書いた神田川沿いの花見の場所取りの会社は花見をやったんだろうか?

確か、3月31日(土)12:00~17:00と書いてあったが、昨日はかなりの暴雨風雨だった。
あんなに張り紙までして主張したんだから、責任持って花見を敢行してしてもらいたいものである。

当初予想したとおり、31日に花見ができるほどサクラは咲いていなかった。

ほら言わんこっちゃない。

なんというか、もうちょっと譲り合いの精神があれば、あんな張り紙なんかしなくても良いはずだ。

コンビニのビール売り場では花見に最適、と言わんばかりにラベルにサクラ模様の入ったものが売られていた。

上の写真はアサヒスーパードライ。
サクラのイラストがかなり写実的。

そして下の写真はサントリー金麦。
サクラのイラストはかなり簡略的に描かれていて、それぞれの違いなんか比べるとなかなか面白い。



4月になって春本番。

色んなことが待ち遠しい季節であります。