2012年4月11日水曜日

bolting


サクラもそろそろ見納め。

春もそろそろ全開ってカンジだろうか。

花の少ない冬の花壇で活躍していたハボタンの様子がおかしい。

ハボタン Brassica oleracea は見た目からしてキャベツ Brassica oleracea に似ているが、それもそのはず学名がまったく同じでそれぞれが変種であるという違いがあるだけだ。

冬の花壇を彩っていたころは、全体的にぎゅっとコンパクトになっていて、さらに色も濃かったはずだが、今はどうだ?

全体的に色が淡く変色しているし、なんと言っても背丈がメキメキメキっと伸びて、その先端には花のつぼみが付いている。

色が濃くてコンパクトな草姿を楽しむものなので、こうなってしまう前に春の花と植え替えるのが本来の花壇管理のあり方である。
でもこういうハボタン良く見掛けるでしょ。

これを見ていて思い出したことがあった。

このハボタンの状態を英語で何というか?

このように「とうが立つ」状態のことを英語では bolting という。
正確には、ロゼット型の短い茎に温度や日照の変化によって花を咲かせようと、節間部が急速に伸長することを指す。

実は英国にいたときに学校でこの話になった。

まわりでしきりに bolting というので、最初は「何?ボルト??」

ボルトといえば、電力が何ボルトとか、ねじのボルトとか、最近であれば世界で一番速い男ボルトとか。

それをキャベツに対してボルトとは・・・

まぁ当時の僕の園芸知識では、仮に日本語で「とうが立つ」と言われても分からなかったと思うけど。

百聞は一見にしかず。
今日の写真のハボタンの状態がまさに bolting なんであります。

こういった園芸にまつわる身近な英語を楽しく学んじゃおうというのが、毎月第二日曜日10:30~12:00に池袋西武コミュニティカレッジで開講中の
であります。

僕自身、園芸を英語で学ぶにあたって随分苦労したので、分かりにくい概念や単語のツボなどは心得ているつもりだ。
そのあたりの経験を活かして分かりやすく色んなトピックスを扱う中で解説していきます。

春を迎えて新たに何か始めたい方。
月に一度、紅茶を飲みながらゆったりとした雰囲気で園芸英語に親しんでみませんか?

お問合せ・お申込は西武コミュニティカレッジまで。
03-5949-5481



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