2010年11月16日火曜日

生き延びてはみたが・・・・
    

日本橋室町をキョロキョロしながら歩いていたらば不思議な姿の樹を見掛けた。
   
その樹形からは何の樹なのかは判断しづらいが、近寄って見るとそれはクスノキであった。
    
えっ、これがクスノキ?! と思うくらいオリジナルの樹形は留めていない。
   
加えてがぐるぐると樹全体を巻いていた。
何やら包帯をしているようにも見えなくもない。
   
遠目には 一足早い巨大「門松」 のようだ。
  
さて、ではここで何が起きているのかを考えてみたい。
   
恐らく・・・・
もともとこの地に大きくて立派なクスノキがあった。
しかしビルの建て替えにより邪魔になった。
とはいってもそのクスノキを伐採してしまうには忍びない。
そこで、クスノキを場所を変えて植え替えよう という作戦を立てた。
そのまま植え替えるには大きすぎる。
まずは根回し といって、時間をかけて根をある大きさで切る。
そこから新たな細かい根が発根するのを確認した後に全体を堀りあげる。
根のサイズが小さくなったのに上の葉がそのまま沢山茂っていたのでは根から吸い上げる水分と、蒸散光合成で使われる水分とのバランスが取れないので、樹に負担にならないギリギリの範囲で枝を落とす。
さらに樹の保護のためにワラを樹全体に巻く(これによって水分の余分な蒸発も防げるとう説もあるが定かではない)。
   
というのが花咲ジジイの大胆な想像である。
決して確信があるわけではないので間違っていたらゴメン。
   
しかし大胆に枝を落としたものである。
枝を落としたというか、大きな枝をズバズバっとぶった切って、その傷跡から新たな芽が萌芽するのを待つ作戦であると思われる。
    

直径20センチ以上ありそうな太い枝がバッサリと切られて、その脇から新たな芽が吹いているのが見えるでしょ。
   
これによってクスノキ本来の樹形が損なわれてしまう。
生き延びてはみたものの、それまでの姿とはまったく違う姿でこのクスノキは余生を送らねばならない。
   
樹は生命力に溢れているので、なんとか生きようとしてジックリと時間を掛けて枝を張ることだろう。
そして長い年月の中でクスノキらしい樹形を取り戻そうとするのだと思う。
   
なんともけなげに都会のクスノキは頑張っていたよ。
  
   



2010年11月15日月曜日

日本橋 花盛り
    

円高に歯止めがきかないといって話題になる日銀の裏あたり。
つい最近オープンした話題のビル コレド室町 の前あたり。
   
簡単に言えば日本橋三越の前の通り。
   
そこには花壇が通り沿いにあって人々の目をたのしませている。
   
花咲ブログでも、この花壇に真っ赤なサルビアが植えられてた とか、マリーゴールドの種が採取できる とか、折にふれて書いてきた。
   
そして数日前に仕事があって出掛けてみたらば、また新しい植物が植えられていた。
マリーゴールドが枯れて種が採取できるゾ と書いたのが今年の9月10日だった。
   
そのあとに植え替えられたということになる。
   
今植えられているのは ジニア Zinnia というキク科の花であるが、百日草といったほうが分かりやすいだろうか。
   
公共の場にしてはかなり頻繁に植え替えがなされているし、手間も掛けられているなぁと思って調べてみたらば NPO法人はな街道 という地域に根ざした団体が率先して花を植えていることが分かった。
   
やっぱり。
区役所や都ではこれほどきめ細かくは手を掛けられないだろう。
手間を掛けてあるだけあって、さすがに景観は良いし、ショッピングなどで訪れても気持ちがヨロシイ。
  
花のもたらす効用というのはプライスレスなんだなぁ。
  
  

2010年11月14日日曜日

日曜焼ソバの会
    

スーパーに焼ソバの具材を買いに出掛けた。
   
花咲ジジイは焼ソバばっかり食べているのか?!
   
そうではありません。
腹が減って冷蔵庫を開けると先週の日曜日に買った焼ソバが一玉残っていたのだ。
   
ご存知のようにマルちゃんの焼ソバは3玉パックなので、2人で食べれば一玉余るのである。
一気に3玉入れるほど、最近は食欲もない。
というか、具材をかなり入れるので結構ボリュームがあるのだ。
   
そこで新たにスーパーにて焼ソバを購入すれば、先週の分と合わせて丁度割り切れるというわけだ。
   
で、具材だが。
先週のように高いミックス野菜を買おうかと思ったのだが、今日は作戦を変えてみた。
なんとキャベツが4分の1に切られたものが105円だった。
    
こういう売り方もあるのかぁ と新鮮な気分だったが、牛だって一頭丸ごと売っているわけではなく、各部位に分けてパックに入れられたりして売られているわけで、ある意味当たり前なのか。
   
焼ソバには丁度良い分量である。
これに39円のもやしを加え、さらに99円のエノキを入れて歯ごたえを増そうという作戦である。
最後に目玉焼きなどをのせればかなりゴージャス感の漂う焼ソバとなる。
   
キャベツ4分の1玉が105円ってのも微妙な線であるが、まあ良しとする。
   
それに対してモヤシは1袋39円。
   
もやしは種をまいてから収穫まで日数が少ないし、主に屋内で育てられるので天候にも左右されない。
お安いのも頷ける。
   
あっ、これは焼ソバ・ブログではなくて、野菜という植物の一形態がどのように市場で売られているかを踏まえて現在の環境や社会情勢までも掘り下げようという奥深い観点から書かれている植物目線の花咲ブログでありますので、念のため。
  
  

2010年11月13日土曜日

キャベツ満杯詰め
    

この前書いたが、天候不順のため野菜の価格が高騰している
   
日本経済新聞によると
東京都中央卸売市場の11月上旬の卸値はキャベツが10月下旬にくらべ49%上昇
なんだそうだ。
   
とんかつ屋さんなんかで ご飯、味噌汁、キャベツ御代り自由 なんてのをたまに見掛けるが、これは今の時期はかなりキツイのではないか。
下手をすると肉よりキャベツが高いなんてことも起きかねない・・・・
イヤ、それはさすがにないか。
   
とある店先で空のキャベツの箱を見掛けた。
愛知県渥美産 春キャベツ とある。
   
等級はで、玉数は、そして量目には満杯詰 とあった。
   
満杯詰・・・・ なんか良い響きではないか。
   
和食屋さんで日本酒を頼むと、グラスから溢れ出るほどなみなみ注いでくれることがあるが、そんな気風のよさを連想させるナイスな言葉であると思う。
   
ヘイっ!キャベツ満杯詰 おまちっ!!
なーんて威勢の良い声が聞こえそうなネーミングである。
   
そんなことをキャベツの空箱を見ながらボンヤリ空想した。
  
  

2010年11月12日金曜日

青い話
     

一昨日が黄色い話、昨日が赤い話、そして今日は青い話で今週を締めくくろう。

どうも花咲ジジイはイチョウが好きなようで、これまでのブログ登場回数で行くとイチョウはダントツ1位であると思われる。


それだけ興味深い植物であるってことで・・・。

で、今日は何かといえば、テレビニュースのコーナーとコーナーの間に各地の季節の様子などが良く映し出されるが、昨日は立川方面でイチョウが黄色く色づいている というような紹介がされていた。

ひるがえって我が家の近辺、すなわち都内ではどうかといえばまだまだイチョウの葉は青々としている。

都内と立川あたりでは、気温差が結構あるのでこういうこともおきるのではないだろうか。

今日のタイトル 青い話 の 青い はブルーという意味ではないので悪しからず。

この前、大きな通りの車道に出て、オジサンがイチョウの葉をせっせと掃いていた。
車にはねられるのではないかとハラハラするくらい、道路の真ん中まで出て掃いていた。


そうなんだよなぁ、こうやって落ち葉を掃いていたり、雑草取りをしていたりすると、ついつい夢中になっちゃうってのはよくあることなんだよなぁ。

そうやってオジサンが掃いて集めたイチョウの葉を見てハッとなった。



なんだ、まだまだ葉が青いじゃないの

そうなんである、イチョウの葉はまだ落葉するほど黄色くなっていないのに、すでにハラハラと散り始めているのである。

異常気象の影響ってやつか!?

なんとも不気味な現象である。





2010年11月11日木曜日

都会の紅葉ぼちぼち始まる
    

昨日は黄色について書いたので・・・ ってわけでもないが、今日は赤い話を。
   
暖かい日が続いているが、紅葉は大丈夫だろうか?
ちゃんと年内に紅葉するのだろうか?
   
そんな心配が脳裏をかすめる。
    
イチョウは相変わらず青々としているが、それでも目を凝らせば、やや黄色味を帯びてきているし、ケヤキなんかもうっすらと茶色味がかってきている。
   
昨日見掛けたハナミズキも夕日に照らされて燃えるように赤く見事な紅葉を見せていた。
    

ハナミズキヤマボウシはとても似ているが、その実の付き方が全く違うので、その辺をおさえれば一目瞭然である。
こうやって、赤いツヤツヤした実が上向きに付くのがハナミズキで、イチゴのようなカタチをした朱色の実が垂れるように付くのがヤマボウシである。
   
ナルホド、異常気象だとかいっても秋なのだなぁと思わせるが、その赤い実にグッと近寄ってしっかりと見ていただきたい。
そうすると、早くも来年のがプックリと膨らんでいるのが分かるだろう。
    

これから紅葉が進んで、落葉して、丸裸になったあとも、この芽は寒さに耐えて春になると花を咲かせるというわけである。
まだ秋だってのに、来年の春の準備がもう整っているわけである。
   
まだ年賀状の話題を口にするのはちょっと早いが、なんだかんだいって暮れにバタバタする人が多いのだと思う。
僅か1ヶ月半先のことでバタバタする人間に比べて、半年先の春の準備が既に完了しているというこの植物の周到さを学びたいものである。
  
 



2010年11月10日水曜日

黄色い秋
   

黄葉、もしくは紅葉もぼちぼち始まりつつあるが、まだ陽だまりでは暖かくて、秋本番という実感も少ない。
   
レンギョウフクジュソウロウバイトキワマンサクなど、春には黄色い花が多い なんてことを以前の花咲ブログで書いたことがあったが、最近注意してみていたら、秋にも黄色い花が結構多いことに気が付いた。
   
例えば、空き地などに咲いているセイタカアワダチソウ Solidago canadensis
本当に背が高くて2メートルをゆうに越える。
最近、秋の花粉症に悩まされる人がいたとすれば、セイタカアワダチソウを筆頭にキク科の花たちが悪さをしていると思われる。
    

あるいは カッシア Cassia coluteoides
川沿いにミモザのように黄色い花がもさもさと咲いていた。
なんだろうか、と思って近寄ってみると、それはミモザというよりも ノボタンの黄色バージョンといったような花だった。
    

マメ科の植物で、それは複葉の様子にその特徴がよく表れている。
花はマメ科っぽくないが、葉はマメ科そのものである。
   
こうやって見てみると、秋といえどもまだまだ咲き誇る花は多く、それは真冬であっても何かしらの花が咲いているということが言える気がする。
   
パンジーシクラメンクリスマスローズシャコバサボテン という固定観念を捨てられるように花咲ブログではリアルタイムの季節の花をお届けするよう、心掛けていこうと思う。
  
  



2010年11月9日火曜日

グリーンバンク・システム
    

にしては、まずまず立派なケヤキを見掛けた。
   
幹が太くて、ドーンとした様子は官能的ですらある。
    

写真で見ると、それほどでもないかもしれないけど、ナマで見るとなかなかであると思う。
大きな枝をはらった跡の古傷は徐々に新たな樹皮を形成しようとしている。
生命力がみなぎっている。
何かご利益がありそうな雰囲気がムンムンである。
   
残念なことはケヤキ本来の樹形ではなく、敷地に収まるように、公道にはみ出ないように、電線に触れないように、剪定されてしまっていることである。
それはそれとして、この大きさ、素晴らしいと思う。
   
このケヤキをよく見てみると説明板がついていた。
   
グリーンバンク・システム といって、
もともとこの敷地内に植えられていた樹木を保存・移植により残している のだそうだ。
   
ナルホド
   
新しい大きなマンションが建てられるたびに、どんどんと伐採されてしまう樹木たちを見て胸を痛めている人も多いと思うが、このシステムによれば、そういった悲劇も軽減されるということらしい。
   
このグリーンバンク・システムを推進しているUR都市機構によれば、まずは現況を調査してどんな樹木があるかをデーターベース化して、保存・移植・リサイクルによって環境負荷の低減を図るのだという。
   
なかなか良いアイディアであるとは思う。
   
ただ、本当に保存したい大木は移植するのはなかなか難しいと思われる。
  
スクラップ&ビルド式に命ある樹木を粗末にすることなく、なんとか活用する道を探るグリーンバンク・システムの益々の普及を願う。
  
   

2010年11月8日月曜日

おー! アミーゴ!!
     

空き地の脇を通りかかったらば メキシコ料理 Domingo コーヒー という看板が出ていた。
大変申し訳ないが、お世辞にもはやっているとは思いづらい雰囲気があった。
   
そんな雰囲気はあったのだが、思わず クスッと笑ってしまうようなものが目に入った。
  
お気づきだろうか?
   
メキシコ料理と書いてある看板の左端のほうにサボテンが野生化していたのだ。
   

モチロン、サボテンがこういう場所に自生するとは考えづらい。
恐らくここの店主がメキシコ料理に因んでサボテンを植えたのに違いないと想像する。
   
それが数年経ってサボテンがこのように増えたのではないかと思うのだが、どうだろう。
   
全くメキシコっぽくない建物の外観と、美味しいのかちょっと疑問を抱いてしまいそうになるメキシコ料理の看板が、本物のサボテンが野生化した駐車場の風景と相まってなんとも不思議な雰囲気を醸していた。
  
  

2010年11月7日日曜日

野菜高騰
    

週末はアッという間ですねぇ。
   
日曜日には近所のスーパーによく買い物に行く。
今日は手軽に焼きそば でも作ろうというわけで、マルちゃんの焼きそば野菜を買った。
   
焼きそばといえどもほどほど野菜を入れたいではないか。
でも、ニンジン一本、キャベツ一玉、タマネギ一個・・・ と買ったのでは多すぎるし高いものについてしまう。
   
そんなときに 邪道 とは知りながら手を出すのはご覧のような既にカットされたミックス野菜である。
  
この袋にキャベツピーマンふなしめじニンジンが入っている。
  
なんか野菜の余った部分をそれこそ十把一絡で袋に詰め込んで売ってるんじゃぁないかという気もしないでもないが、とにかく手頃な価格で野菜が適当に手に入るというあたりが嬉しいのも事実。
  
そんなわけで、ときどぎこれを買う。
で、今日このミックス野菜が一袋なんと198円だったのだ。
   
中に入っている野菜によって価格に多少のバラつきはあるが、これまでは大体105~150円くらいではなかったかと思う。
それが198円・・・・
 
105円を基準にすれば、ほぼ倍の価格である。
   
最近、新聞などでも野菜の価格が高騰しているというような記事をよく目にするが、それをまさに体感したような思いだった。
   
そういえば、ニンニクも高いと思いませんか?
以前も国産ニンニクが1つ300円くらいなのに、中国産のニンニクは3個くらい入って100円くらいだ、なんてことを花咲ブログで書いたことがあるけど、今はその中国産ニンニクも高騰しているらしい。
   
つい先日NHKだった思うが、ニンニクが中国において投機の対象になっている という番組を見た。
   
なんか暮らしづらい世の中になったものである。
   
こうなると、やはり行き着くところは 自給自足ってことなのかなぁ。
  
   

2010年11月6日土曜日

ヘチマ Luffa cylindrica
    

今もたまに見かけるのが、ヘチマのたわし
お風呂で身体をこするのに使われる天然素材で使ったことのある人も多いだろう。
    

普通にスーパーやお店で売っているが、元はこんなデカいキュウリのような形をしている。
キュウリに似ているのも当然で、同じウリ科の植物である。
   
思えば、ああやって身体をゴシゴシとこすれるような繊維を持っているというのも不思議な植物ではなかろうか。
   
あの繊維を見て、身体を洗うのに使おうと思いついた人はなかなかのアイディアマンであると思う。
   
さらにヘチマは ヘチマ水 というのが有名である。
日焼けの火照りを冷ましたり、化粧水として使われる。
   
キュウリ・パックもあったりして、ウリ科というのも美容の分野ではかなり重宝されているのではなかろうか。
   
今日の写真を見て驚かされるのは、まだ黄色い花が咲いていること。
普通ヘチマの花は夏から晩夏にかけて咲くもので、11月となった今も咲いているというのは、ちょっと恐ろしい気がする。
   
紅葉の見ごろが年明けあたり・・・ という話もまんざら絵空事ではないかもしれない。
 



2010年11月5日金曜日

日比谷公園 郷土の森
   

日比谷公園の話が続いているが、もう少しお付き合いを。
   
日比谷公園の西端に郷土の森という場所がある。
  
これは各都道府県の樹を集めてあるというユニークな場所である。
   

色んな樹が植えてあって、それぞれに出身地と名前を書いた名札が付いている。
この名札っていうのもちょっとビミョーで、なんか墓標のように見えなくもなくて、ときとして興醒めな場合もある。
   
東京都は当然イチョウである。
各都道府県の樹ってことは、各都道府県の気候にマッチしているということで、それが必ずしも日比谷公園の気候と合っているとは限らないのがツライところである。
   

例えば、昨日の花咲ブログでご紹介した ねむの木の庭 では元気だったシラカンバは、長野県の樹として植えられているのだけど、今年の東京の暑さに耐えられなかったのか、ご覧のように茶色く枯死してしまっていた。
   
因みにシラカンバは長野県の樹っていうだけあって、高原の涼しい気候に適合している。
そしてあの白い幹肌はある程度気温が低くないと、はっきりとは白くならないと言われている。
   
そういえば大学時代の友人で鹿児島出身のやつとスキーに行ったことがあった。
当然、鹿児島にはシラカンバなどは自生しておらず、生まれて初めて白い幹肌のシラカンバを白銀まねくスキー場で見たわけだ。
そこで彼が真顔で シラカンバはスキー場の雰囲気を盛り上げるために一本一本白いペンキで塗っているんだと思った と言ったことを思い出す。
時は わたしをスキーに連れて行って の時代ですから、そんなバブリーな演出も考えられたわけですね。
今は笑い話ですが。
   

因みに鹿児島県クスノキで、そのお隣宮崎県フェニックスだ。
  
宮崎のフェニックスは知事の影響とは関係なく、もともと知られていた気がする。
たしかに南国宮崎っぽい。
  
  



2010年11月4日木曜日

ねむの木の庭

所用があって白金台に出掛けたときのこと。
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用事を済ませてJRに乗るべく駅に向かって歩いた。
そのときは目黒駅をイメージして進んだのだけど、なんだかちょっと方向を誤ったようだった。
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都内でも屈指の高級住宅地だけあって、気の利いた庭や門構えなどを垣間見ることができて楽しかった。
特に急いでいなかったので迷子も苦にならない。
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そうしてたどり着いたのが ねむの木の庭 という庭だった。
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なんだろう?公園か?
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門は開いているし、なかのベンチでは座って休んでいる人もいる。
自分も入ってみる。
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中にはねむの木の庭という名前の由来となったと思われるネムノキがあって、その周りに手入れの行き届いた植物たちが植えられていた。
それぞれにはちゃんとラベルがついていた。
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この前、ジンチョウゲの無い場所にジンチョウゲと出ていて困ったものだ と書いたが、そのときのラベルと似ているものもあった。
これは何の木でしょう?正解はここをめくってみてね というやつ。
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シラカンバにもちゃんとラベルが付いていたが、面白いのは
白樺の小枝とびくぐ白き蝶ら 野辺のいづくに姿ととのふ 
という唄が詠まれていたことである。
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これは皇后陛下御歌集「瀬音」からのものらしい。
そう、もうお気づきの方もいるでしょう。
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このねむの木の庭は東京都品川区東五反田にある旧正田邸跡地に出来た公園なのである。
皇后陛下である美智子さまの育ったお宅が今は公園として一般に開放されているのである。
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そういえば、正田邸を取り壊すときに、地元の人たちが 正田邸を守れ というような運動をしてニュースにもなったことを思い出した。
それが今はこんなに素敵な公園になっているとは知らなんだ。
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公園といっても開園時間は9時~17時となっているし、とても綺麗に整備されているし、植物たちも本当に手入れが行き届いていて、そこらの公園とは一線を画しているように思えた。
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植え込みにはガラス張りのスクリーンも設置されていたりして、かなり洒落ている。
そしてかなりお金も掛かっているように見えた。
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そうかぁ、こんなところがあるんだなぁ と、最近日比谷公園づいていた自分にとっては新鮮な公園だった。
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ここから歩くこと5分ちょっとで五反田駅に出た。
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東京っていっても本当に色々とあるもんだ。
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2010年11月3日水曜日

スポーツの秋
     
   
今日は文化の日
好天に恵まれて出掛けた方も多かったのではないだろうか。
  
花咲ジジイも自転車に乗って出掛けた。
場所は外苑あたり
  
実は大学ラグビーを見に出掛けたのである。
今日は早稲田x帝京 慶應義塾x明治 という好カードであったので、いてもたってもいられなくなったのだ。
   
   
信濃町からもうスゴイ人出でビックリした。
いくら好カードとはいってもラグビーの人気はこんなにはないはずである。
   
オカシイ。
   
・・・・と思ったらば、秩父宮ラグビー場のお隣の神宮球場で早稲田x慶応義塾の野球をやっていたのだ。
かのナントカ王子が投げているわけで、道理でスゴイ人出だったわけである。
   
でもラグビー場もそこそこスゴイ熱気だった。
試合開始1時間前だというのに座る席を確保するのが一苦労である。
   
で、これは花咲ブログであり、ラグビー・ブログではないのでアッサリと試合のことは流しておこう。
   
ただひとつ発言をお許しいただけるのであれば、明治の勝利にちょっと感動した、と。
明治が慶応義塾に勝ったのは7年振りであるという。
一時期明治が隆盛を誇っていたころ、それはラグビー人気があって、ラグビーが輝いていたときで、最近は明治に限らずラグビー全体に元気がなかった。
  
それが、モールを何メートルも押し込む往年の明治らしいラグビーの復活を目の当たりにして よかったなぁ と純粋に思っちゃったのである。
   
閑話休題
  
手入れの行き届いた芝はまだまだ青く、秋空も高かった。
ラグビー場から外を見れば、イチョウ並木も見える。
   
    
このまえ見たイチョウの色とあまり変りはなかったが、それでもギンナンは落ちてきているようで、あの独特のニオイが漂っていた。
  
   
11月13日~12月12日までイチョウ祭り なんだそうだ。
・・・一ヶ月もやるんだ、イチョウ祭り。 結構長持ちするのね、イチョウの黄葉。
ちょっと驚きである。
  


2010年11月2日火曜日

夏の傷跡、その後


この夏の異常な暑さで色んな植物たちがダメージを被ったという話は何度となく書いた。
特にダメージが大きかったのはツツジサツキの類であったのだが、それらをいつまでも放置しておくわけにもいくまい。

いつか、どこかのタイミングでそれを撤去し、そして別のものと入替える必要がある。
そのときには、サツキ、ツツジではなく別の潅木を入れることが望ましい。

だって同じものを植えたのでは来年も同じことを繰り返すってことがありうるでしょ。

・・・なんてことを書いたはずだ。

そして、その時期がきていたようである。

この前、靖国通り脇の植え込みの枯れたツツジを撤去しているのを見かけた。
ヘルメットをしたガタイのヨロシイお兄さんたちがワッセワッセとツツジを引っこ抜いてトラックへと載せていく。

茶色く枯れたツツジはもう緑の葉を芽吹くことはないのだろうか。
そんなことをなんとなくセンチメンタルに考えながら作業をしばらく見ていた。

モノ(廃棄物)としてぞんざいに扱われる枯れたツツジたちを見ていて、ちょっと胸が痛んだ。
これが繰り返されぬよう、暑さ乾き に強いタイプの植物を次は頼むぞ、と願わずにはいられない。


ポカンと空いた植え込みがなんとも寂しかった。