2019年4月10日水曜日

薄利多売のマリーゴールド




東京では冷たい雨が、地方によっては積雪もあったという肌寒い一日だった。

明日からはまた少しづつ暖かくなるそうで、本格的な園芸シーズンに突入しつつある。

園芸店に行けば色んな花が売っている。

もちろん値の張る苗もあれば、比較的廉価で売られている苗もあって、価格の幅は結構広い。

高いものはえてして品種登録された、いわゆるブランド苗。

たとえば普通のペチュニアは一鉢150円くらだけど、ブランド・ペチュニアである「サフィニア」などは一鉢350円~400円くらいする。

品種登録の有無に関わらず高い苗もあるし、お手ごろな苗もある。

お手ごろな苗としては、ニチニチソウ、パンジー、ビオラなどがあるが、マリーゴールドなんかも結構お手ごろ価格な部類だと思う。

末端価格で150円だとすると、仕入値は?仲買などの仲介が入れば入るほど中間コストが上がる。

150円で売られているマリーゴールドは生産者は30円とか50円くらいで出しているんじゃないのかと想像する。

タネをまいて、数ヶ月手塩に掛けて、毎日水をやって、それだけの手間を掛けて30円とか50円で果たして割りが合うのか?

他人事ながら心配になる。

まさに薄利多売の世界か。

ガラス温室いっぱいにマリーゴールドを育てているのを見て、ふとそんなやるせない気持ちになった。

野菜や果物もそうだけど、花を含めた広い意味での農業はもっともっと報われて然るべきと思う。

じゃないとやりたいという若い世代がいなくなってしまう。

だから付加価値のあるブランド苗なのかなぁ

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