2018年6月11日月曜日

困ったエドヒガン

歩道がシミだらけに

かなりおびただしい

小さいサクランボ

春だ、サクラだ、お花見だ、と大騒ぎしたのはそう昔のことではない。

今では新緑はすっかり濃くなって、イッチョマエの葉になっている。

花は受粉し、受精し、結実し、サクランボがなっている。

街ではソメイヨシノばかりかと思いきや、そうでもない。

有名な話だけどソメイヨシノは接木で増えていったもので、タネをまいて育てたものではない。

ソメイヨシノには実ができることは稀で、花が散ったらそれでオシマイ。

ソメイヨシノはオオシマザクラとエドヒガンを交配させたものと言われているが、その親であるオオシマザクラもよく植えられている。

このオオシマザクラの花はもちろん美しいが、問題はその後。

黒くて小さなサクランボ(実)ができて、それがボロボロと落ちてくるのだ。

サクランボだからして、結構ジューシーなので誰かが踏むとビチャッと潰れる。

濃い色の果汁が染み出て、辺り一面が染まることになる。

これが結構美観を損ねるのだ。

どこに何を植えるか、そういうときに将来どのくらいの大きさになるのか、日照にどのくらい影響がでるのか、根上がりといって根がどの程度盛り上がる可能性があるのか、などなど考慮するが、このエドヒガンの様子を見ると「実が周辺の美観を損ねないか」ということも検討する必要があると思われる。

イチョウのギンナン然り、ヤマモモやクワなんかもそうだね。

お花見の頃は「Loveサクラ!」だったのに、用が済んで景観を損ねるとなると人は案外冷たいものなのだ。



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