2010年10月7日木曜日

Halloween
      
最近花屋さんの前を通るとオレンジ色のカボチャなんかが飾ってないだろうか?
    
そう、それはハロウィンをあてこんでのことである。
   
それは良いのだが果たしてハロウィンって何なのかちゃんと分かってカボチャなどを飾っているのかと疑問に思う。
   
そんなことを言う花咲ジジイもハロウィンって良く分かっていない。
とにかく日本人は良くも悪くも無宗教というか、フリーな人種だと思う。
   
教会で結婚式を挙げたかと思えば、お坊さんをよんでお葬式をあげたりもするし、クリスマスにはプレゼントを交換したり、ケーキを買ったりもすれば、お正月は初詣にも出かける。
イベント好きというか、お祭り好きな傾向は確かにあると思われる。
   
その辺には深入りはしないけど、この各種イベントを商機と捉えて頑張っているのがお花屋さんであろう。
   
植物に関して言えば、正月には正月飾り、春の七草、母の日、お盆、クリスマスなどなど枚挙に暇がない。
この前書いたけど、売れる切花ベスト3はキク、カーネーション、バラであり、これらのイベントと密接に係っている。
   
ハロウインもその意味が分からなくても オシャレ とか 楽しそう といったことで受け入れられてかぼちゃが飾られたりするのだろう。
   
この前通りかかった花屋さんなんかは、カボチャはモチロン、シルバーのお星様や、キティちゃんなんかも飾られてとても賑やかだった。
   
驚くべきは、この写真を撮ったは早朝7:30!!であるということ。
開店しているような、いないような、なんともビミョーなカンジであった。
   
開店しているとすれば、そんな早朝からスゴイなぁと思うし、
開店していないとすれば、なんとも無用心な、というかこれで誰も何も盗っていかないのか、という 平和な日本事情に乾杯したい気分である。
  
   

2010年10月6日水曜日

花咲ブログの声、届く?!
    
ついこの前、9月29日に根元から切られたと思しきカラスウリが既存樹の上でカラカラになって枯れているのを見て、美観的にいかがなものかと申し上げた。

とても気になる、と。
   
そして昨日この前を通ってみると、枯れたカラスウリが完璧ではないまでも、かなり取り除かれていた。

なんだ、やっぱり無いほうが良いじゃない と思う一方で、ひょっとしてここのオウチの方は花咲ブログを読んでいて ハッ として慌ててカラスウリを片付けたのではあるまいな、などと思ってしまった。

いやいやそんな。

それは自意識過剰だろう。
     
そんなに多くの方に読まれているブログでもないし、それはないだろう。
    
でもブログに書いたことが、実際に反応があると面白いなぁと思う。
    
ともあれ、キレイになってよかった。
  
    










2010年10月5日火曜日

実る秋
     

秋ですねぇ なんて言っていたら、今日は夏日だった。
夏日って言われてもねぇ、今日は10月5日ですよ。
   
温暖化のせいか年々紅葉が遅れている。
昨年も確か葉が色づくのはかなり遅くて、「このままでは紅葉の見頃は年明けになる」という事態も遠からずやってくるのではないかという議論があった。
   
葉っぱが茶色くなっているのは紅葉ではなくて、夏の猛暑で焼けただけのこと。
   
もう、どうなっちゃうんだろうか。
   
でも今日はちょっと小さな秋を見つけたぞ。
  
この春にイチョウの雌しべをついに見た!と大興奮して何度かこの花咲ブログでも書いた。
受粉後、しばしのしばしの据え置き期間を経て、種子のなかに海をつくり、精子が泳いで受精するなんてミステリアスな話も書いた。
   

そして10月。
   
ギンナンはすっかり大きくなっていた。
色はまだ明るい黄色で、まだ未熟なカンジがする。
   
色と形を見ていると、ギンナンというよりも柑橘系の何かというようなルックスである。
   
ギンナン拾いで皆がアツくなるのはあと1ヶ月くらい先だろうか?
  
   




2010年10月4日月曜日

秋に包まれて
   

今朝家を出たとたん アッ と思った。
この甘い香りは・・・・
   
そう、キンモクセイである。
花咲ブログではすでに何度か取り上げているので、深入りはしないが、もうなんだかんだいって10月だし、秋なんだなぁと実感する。
   
実は一昨日くらいに、キンモクセイの幹に花の蕾がついているのを発見してブログに書こうと思っているうちに花が咲いてしまった。
よってキンモクセイの花の蕾ネタはお蔵入りである。
   
日曜日はちょっと遠出して箱根をかすめてきた。
天気はまずまずで一面に広がるススキを見て、これまた秋に包まれた気がした。
   
まだ時間が早かったこともあって、朝日にススキの穂がキラキラと輝いてなんとも美しかった。
   
この前 おおきなけやき という童謡をご紹介したが果たしてどのくらいの方が知っていただろうか?
かなりニッチな唄でピンとこなかったかもしれない。
   
しかし、ススキといって頭に浮かぶ唄はもっとメジャーである。
   
ススキのなかの子 1、2 の3人
はぜつりしてる子 3、4の5人
どこかでやきぐり焼いている
つばきをのむ子は何人だろうな
   
というのはさすがに知っているだろう。
かのサトウハチローさんの作詞である。
  
こんな唄を口ずさみながらススキのなかを歩いたらば楽しいだろうな。
  
   



2010年10月3日日曜日

ど根性・・・・
   

そんな訳で昨日は子供たちと花壇をつくっていたのだが、そこで植えた花のなかにこんなものがあった。
   
ど根性ビオラ
   

見た目はフツーのビオラなのだが JAなるさわ が生産しているビオラで、
富士山頂や青木ヶ腹樹海を含む、富士山麓に広がる大自然のパワーに満ちた鳴沢村。
昼夜の寒暖差で元気に育った花や野菜、果実を是非おたのしみください。
   
と書いてある。
   
謳い文句は
とにかく違う
厳しさに耐え抜いたから違う!
根張りが違う!
咲き方が違う!
というもので、とにかく違うということらしい。
   
人間もそうだが、甘やかしてぬるま湯で育った人と、厳しさに耐え修羅場をくぐりぬけた人は違うというのと似ているだろうか。
   
同じ商品、商材であってもネーミングで随分印象が異なる。
同じビオラでも花咲ブログでは2009年12月23日に 野うさぎミーモ というネーミングのビオラを取り上げたことがある。
  
ど根性ビオラ と 野うさぎミーモ
硬派vsメルヘン といったカンジであるが、ともにビオラである。
  
  

2010年10月2日土曜日

いつでも花を いつでも夢を


今日は天気がよろしゅうございました。

花咲ジジイはとあるイベントで子供たちと花壇づくり をしていた。

細々としたことは置いておいて。
花壇に花を植え終わったあたりで、子供たちに聞いた。

花を植えるとどんな良いことがありますか?

相手は小学校低学年~中学年だったので、せいぜい10歳くらいだろうか。

あまりに突然な質問だったので戸惑った子供たち。
そこで何気なく一人の少年にその質問に答えてもらおうと聞いてみた。

こちらが想定していた答えは、花があると華やぐ、花があるとキレイ、花があると良い匂い、花があると色んな虫たちがやってきて自然が豊かになる・・・・ といったあたりだった。

その少年はしばらく困ったような顔をして黙ってしまったが、しばらくたって小さな声で

心に花が咲く・・・・

と言った。

もう花咲ジジイはイナズマに打たれたようにシビれてしまって次の言葉がなかなか出てこなかった。

花を植えるとどんな良いことがあるか?
心に花が咲く。

なんというスバラシイ答え。
平静を装うのが精一杯だったが、僕はこの少年を抱きしめたいような衝動に駆られた。

いまどきの子は・・・・ とかなんとか言ったり、凄惨な事件が起きたりしていることは事実ではあるけども、なんのなんの。
こういった子供がいる限り大丈夫だ、と確信した次第だ。




2010年10月1日金曜日

君の名は
   

とある街角で信号待ちをしていたらば大きなクスノキの下にあるものを見つけた。
  
見たことがある方も多いと思う。
   
   
この樹木の名前は?
   
と書いてある看板があって、その看板についている札をクルっとめくると答えが書いてあるのだ。
その看板はご覧のとおり、笹の茂みの中に半分以上埋まっていた。
で、これは何だろう?何という植物を解説した看板だろう?
   
ペラリとめくってみたらば・・・・
なんとジンチョウゲと書いてあった。
   
ジンチョウゲは早春に甘い香りが漂うアレである。
笹の茂みをちょっとだけかき分けてみたが、ジンチョウゲらしきものは見当たらなかった。
これはいけない。
   
この樹木の名前は? という看板に誘われて、植物の名前を学ぼうと殊勝な気持ちを持ってこの看板に出会ったとして、もし十分な植物の知識がなかったらば・・・
   
笹をジンチョウゲと思うかもしれないし、クスノキをジンチョウゲと思うかもしれない。
   
こういうものは、折角やっているんだから正確にやらないと意味が無いと思う。
   
誤ったまま刷り込まれたら、それこそ一生ものだ。
   
植物の名前を覚えるというのは基本であり、すごく大切なことだと思う。
人間でも名前を覚えらないよりは 「花咲さん、そこの醤油とってちょうだい」 と言われたほうが距離感はグッと縮まる。
名前を覚えることで興味がわく。
名前を覚えることで、特徴を捉えて他の植物との区別がつく。
   
とまぁ植物の名前を覚えることは、植物に親しむための根幹を成すファースト・ステップである。
  
それをサポートするのは大いにヨロシイが、それを挫くのは大いに問題があると思うなぁ。
   
  

2010年9月30日木曜日

チャドクガ健在
    

いきなり秋めいてきて、あれだけ鳴いていたセミの声もパタリと聞かなくなった。
   
今年は異常な猛暑のせいか色々と普段と違うことがあった気がする。
例えば、セミも今年は鳴かないなぁと夏のはじめの頃は思っていた。
   
かなり暑くなっても通常よりはセミは静かだった気がする。
   
それと似ているが、ツバキやサザンカにつくチャドクガも今年は数が少ないなぁと思っていた。
   
今は9月。
昨日とあるお宅のお庭にうかがったときに、久し振りにチャドクガに遭遇した。
写真を見ていただくと、これは珍しいチャドクガの写真。
   
何が珍しいかといえば、チャドクガは通常群れをなして、一列に並んで葉っぱをムシャムシャと食害していく。
このチャドクガは一匹狼、ロンリーウルフならぬロンリーチャドクなのであった。
   
小さくても、ロンリーでも、ご用心。
これでもなかなか威力は強力なのである。
   
触らぬ神に祟りなしである。
   
ケムシの写真だからといって引かないでいただきたい。
これでも気を遣ったつもりである。
十匹くらいが整列して葉っぱをムシャムシャやっている様はまさに身の毛もよだつ風情である。
それに比べれば、ロンリーチャドクはインパクトは低い。
   
でも、気分を害したという方のために、可愛らしいチューリップの写真でお口直しをしていただければと。
   
これは普通のチューリップではない。
かのグレート・ディクスターという英国の名庭園にて咲いていたチューリップであるからして、その有り難味はかなりのものである。
  
明日から10月。
頑張って参りましょう!
  
  

2010年9月29日水曜日

1日1歩3日で3歩 3歩進んで2歩さがる
    

という、今日のタイトルのような天気である。
今日はカラッとして、ちょっと汗ばむような陽気だった。
しかし明日はどうやら雨のようで、気温もあまり上がらないらしい。
   
暖かい日、寒い日がこうもめまぐるしく入れ替わると本当についていくのが大変だ。
    
夏と秋の植物もそろそろ入れ替わるのではないか とこの前書いたが、ご近所でこんな風景を見かけた。
  
何やら茶色く枯れた植物が、言葉は悪いが汚く、何かの植物の上に覆いかぶさっていた。
   

えっと・・・ここに何があったんだっけな と思い出してみると、それはカラスウリのはずであった。
   
瞬間 そうかぁ秋もここまで来たんだなぁ、こんなに枯れちゃって・・・ と思ったが、ちょっとして 違う と思い直した。
    
秋という季節で枯れたのであれば、もうちょっと茶色の葉の枯れ方だと思うし、なんといってもオレンジ色のカラスウリの実がなっているはずである。
ここまで汚く枯れているのは、おそらく人為的に根元が切られて枯死したものに違いない。
   
他人様のお宅なので手は出さないが、こんなに汚く置いておかないで、根元を切ったらあとは引っ張れば簡単にカラスウリを取り除くことが出来るはずだと思うのだが、どうしてそうしないのだろう?
  
スゴク気になる。
 
   





2010年9月28日火曜日

おおきなけやき


おおきなけやきを見上げていたらば、子供のころ良く聞いた童謡を思い出した。

その名も おおきなけやき。
ご存知であろうか?

作詞作曲は神沢利子さんという方で、歌はかの田中星児さんであった。
歌詞は以下のようなもの。(著作権云々は置いておいて・・・・)

おおきなけやき はらっぱのけやき
かぜにざわざわ
むかしにんじゃがにんじゅつで
おおきなけやきをとびこえた
あのきがそうかな 
ざわざわざわ

おおきなけやき はらっぱのけやき
かぜにぞわぞわ
むかしにんじゃがにんじゅつで
おおきなけやきになったって
あのきがそうかな
ぞわぞわぞわ

というなんともシンプルな歌である。
しかし、子供心の花咲ジジイには 「忍者」「忍術」「ぞわぞわぞわ」というあたりが、エラくはまって幼心に刷り込まれた。

すっかりオッサンになったいまでも、おおきなけやきを見掛けると ぞわぞわぞわ としてしまうのである。



2010年9月27日月曜日

落花生 Arachis hypogaea
    

雨の中、仕事があって千葉県に出かけたときのこと。
  
東京のとなりの県とは思えないほどの田園風景が広がってノンビリしている。
畑の真ん中には干草のようなものが積み上げてあって、ミレーの落穂拾い のようであった。
   

ある畑の前で車から降りて何が畑に転がっているのかを確認したらば・・・・
   
それは落花生であった。
さすが千葉。
千葉といえば落花生、落花生といえば千葉である。
   

畑の向こうの向こうまで落花生が掘り上げられて天地上下にマメがむき出しになっていた。
   
落花生は雄しべから雌しべに花粉が受粉されると、ニュルニュルニュルっと子房と花托の間が伸びて地中にもぐりこんで落花生となる、と理屈では知っていたけど、こうやって掘りかえされた落花生の大群を見ると不思議以外のなにものでもない。
   
これだけの量の落花生、さすが千葉である。
   
あとで分かったのだが、さっきミレーの落穂拾いみたい といったあの干草の山のようなものは、どうやら落花生を乾燥させている最中のようであった。
  
今度は暖かいときに、花が咲いている様子や、その花托が伸びる様子なんかも観察してみたいものだと思って落花生畑をあとにした。
   
  

2010年9月26日日曜日

夏と秋のハザマ
    

なんとも気持ちの良い週末の天気だった。
暑からず、寒からず。
照りつける日の光は適度に暖かく、吹く風はカラリとしてどこか涼しい。
   
サイコーではないでしょうか。
   
干上がりそうになっていた植物たちも最近降った雨で緑を取り戻したようだ。
   
今、街を眺めると夏の植物たちがまだどうにか頑張っていて、秋の植物たちがボチボチと勢力を拡大しようとしている。
   
最後の一花を咲かせようとしているもののひとつにオレンジ色のニクイやつ ノウゼンカズラ Campsis grandiflora がある。
彼らはこの夏の厳しい暑さにもめげずに嬉々としていたやつらの一派である。
   
まだところどころで咲いているのを見かける。
  
なんといってもこのオレンジ色が目を引く。
  
今日は9月26日。
なかなか咲かないとヤキモキしていた方も多かったであろう、日高市巾着田のヒガンバナも見頃をようやく迎えたのだとか。
昭和記念公園ではン万本のコスモスが満開なんだとか。
  
今週一杯で夏と秋の植物たちが入れ替わるのではないかと思う。
 

    


2010年9月25日土曜日

お彼岸
   

暑さ寒さも彼岸まで なんてよくいったもので、ついこの前までの暑さがウソみたいである。
秋本番らしく、というか寒いくらいである。
   
お墓参りに行かれたかたも多いのではないだろうか。
   
以前にも書いたけど、日本の切花売り上げベスト3は キク バラ カーネーション である。
これは言わずもがな冠婚葬祭にからんでのことである。
  
とくにキクは葬儀や墓参には欠かせない。
大変不謹慎な表現であるが、事実として人の死と景気は関係がない。
ということで景気が良かろうが、悪かろうがキクは安定して市場に出回るのである。
  
この前見かけた都内の某霊園脇にはとても味わいのある花屋さんが店を出していて、墓参用の花を売っていた。
お店の前には スプレーマム などのキクの花の箱が積み重なっていた。
  
キクは短日植物といって日照時間が短くなることで花を咲かせるので
墓参のみならず、秋本番を向かえ、これからはキクのシーズンである。

  
花壇に植えたり、キッチンの脇に置けそうな可愛らしいキクも最近は出てきているのでおススメである。
  
   

2010年9月24日金曜日

道路のみどり
    

申し上げましたように、この夏の暑さのために参ってしまっている植物たちが沢山いる。
   
でも酷暑がなかったとしても、彼らはなかなか厳しい条件の下、頑張って生きている。
   
何がどのように厳しいか?
まずなんといっても、道路脇ということで車の排気ガスをモロに浴びる。
煤(すす)のような不純物が葉について黒ずんでしまうのを見たことがある人もいると思う。
こうなると葉の気孔という穴を使って呼吸したり蒸散したりするのに支障をきたす。
さらに、葉の上にうっすらと煤が積もれば光合成をするための光をしっかりと受け止めることができない。
   
それ以外にも、誰かが定期的に水をやっているわけではないので渇死する危険を常にはらんでいる。
  
こんなに頑張って生きているのに、皆様方からの関心が薄い。
それだけではなくゴミを植え込みに捨てていく心無い輩も時折見掛ける。
   
標識に書いてあるように彼らは
街路樹と共存して都市の美観を保ち、人々に安らぎと潤いを与えてくれる のである。
  
もっと敬意をはらいたいものである。
   

植え込みの中にはゴミなどを置かないでください ね。
ゴミを置く・・・・? ゴミを捨てるってことかな。
収集にくるまでの間ゴミを植え込みに置く というのであれば、それはそれでたちが悪いなぁ。
  
  





2010年9月23日木曜日

愛すべき一足の話
     

まるで別世界に来たかのように今日は涼しい。
これまでの暑さに身体が慣れたせいか、むしろ寒いくらいに感じる。
   
そしてこの雨・・・。
   
鬱陶しい雨ではあるが、ときにはウキウキしてしまう雨というのもある。
それは素敵な長靴を買ったとか、大きな傘を新調したとかという場合かもしれない。
   
実はまったくの偶然だが先日宅急便が届いた。
   
LLBean というアウトドアメーカーからの小包である。
これは何かというと、いわゆるビーンブーツといわれるものでぬかるみなんかもドンドンお構いなしに歩けるスグレモノである。

   
花咲ジジイが愛用しているこのブーツはかれこれ20年くらい前に買ったものでいまだに現役である。
しかし、アッパーのフルグレインレザーという革の部分とゴムのソールの部分を縫い合わせている糸がほころんできていた。
   
たまたま、ビーンブーツはソールの交換が可能だと聞いたのでメーカーに問い合わせたところ2~3ヶ月かかるが、修理は可能だということで預けたのが6月だった。
   
このビーンブーツは日本の代理店を経由してはるばるアメリカに空輸され、ソールを全取替えて昨日元気に戻ってきた。
   
ソールって普通は靴底というイメージだが、この場合足首の革から下のゴムの部分を全部交換している。
もうピッカピッカで帰ってきた。
    

靴底のチェーン・トレッド・ソールも真新しくホリが深い。この前までツルッツルだったのに。
    

ブーツの下半分は新品だが、上半分の革の部分は20年履いてきたのでとても良い風合いを醸している。
まさにプライスレス。ちょっと臭うけど・・・。
   
さて花咲ブログとして今日の話がどう繋がるのかといえば、これまでもハンターブーツであるとか、地下足袋であるとか、庭仕事に係る道具や服装について述べてきたので、このビーンブーツもこれらのエピソードに加えさせていただこうかなと思ったのである。
   
このビーンブーツはくるぶし程度なので、膝までくるハンターブーツに比べて蒸れにくいし、着脱も楽である。
雨の日の庭仕事ではかなり役に立つものである。
  
そんな訳で3ヶ月の長旅を終えて、生まれ変わったビーンブーツが届いて早速雨が降ったので今日はなんとなく嬉しかったという訳である。
  
あと20年履けると良いなぁ・・・
  
   

2010年9月22日水曜日

夏の傷跡
    

おーい、今何度だ? また30度越えだと?
で、今日は何日だ? 9月22日だと?
     
9月も後半に突入し、今年も残すところ100日程度となったのに相変わらず真夏のような陽気である。
クレイジーである、まったく。
   
花咲ジジイも今このブログを首にアイスノンを巻きながら書いている。
   
どうやら明日は雨が降って、その後は急激に気温が下がるのだとか。
   
もう暑いとか、寒いとかいうのは書き飽きた気もしないでもないが、今日は総括的に書いてみることにした。
   
この夏の異常な暑さを経験して、植物のなかでそれに耐えられるものと耐えられないものがハッキリと分かれた気がする。
   
今後、この暑さが毎年のこととして常態化した場合、日本の植生は明らかに劇的に変ってしまうと思う。
   
この手の話はすでに何回か書いたけど、本当に目に余る というか、むしろ目を覆いたくなる ような現状をご報告しよう。
   
まずは一番上の写真は、都内のデパートの屋上にあった植栽スペース。
茶色なのは紅葉ではない。
ツゲ Buxus microphylla である。あまりツゲが枯れこむのは見かけなかったが、この場所ではほぼ半分くらいのツゲが枯死していた。
    

その次は道路脇の植え込みにあったオオムラサキツツジ Rhododendron pulchrum である。
これも見事なまでに茶色くカラカラに干上がっていた。
ちなみにオオムラサキツツジの脇で青々として元気なのはオカメナンテン Nandina domestica である。同じ場所でもこんなに差があるんだねぇ。
  

最後にサツキ Rhododendron indicum も哀れなものである。
    
こうやって見ると、暑さと水の少なさに耐えられないものはある程度決まっているのが分かる。
ここに挙げたもの以外にも、アオキ、アジサイ、シャラ、ドウダンツツジ、ハナミズキなどなど枚挙に暇がない。
   
これから時間があれば、今後日本の夏を乗り切れないだろうと思われる植物リストを花咲ジジイ的に作ってみようかと思うくらいである。 将来の何かの役に立つんじゃないだろうか。
   
で、ダメになったサツキを取り除いて何かを植えなくてはならないのだろうが、ここで再びサツキを植えるようなバカなことだけは起きないように祈る。
   
よく 「日本の植栽はサツキとツツジばかりで退屈だ」 という声を聞く。
別にそれが悪いものではない。
例えば小石川植物園の西端にある日本庭園のツツジなんか素晴らしい。
   
でも、TPOを選ばず、とにかく何か緑で埋めておくという場合にサツキ、ツツジが多用されるのも事実。
何故だろうか?管理がしやすい、安価であるなどなど色んな理由があってここまで広がったのだと思う。
    
大変不謹慎ではあるが、この暑さでダメになったサツキやツツジを取り除いて、景観に新たなインパクトを与える別の何かを植えるチャンスでもある。
行政、都市計画の方々には気候の変化、価格、メンテナンス、景観美などトータルによくよく熟考していただいて、この轍を活かしていただきたいと願わずにはいられない。
  
    

2010年9月21日火曜日

カクレミノの花
    

この花は何の花でしょう?
と尋ねようかと思ったけど、もうタイトルにカクレミノ Dendropanax trifudus と書いちゃっているので問題にならない。
   
でも カクレミノの花を描いて下さい と画用紙とペンを渡されたとしたらば、カクレミノの花をサッサッと描ける人なんてそんなにいないんじゃぁないかと思う。
   
それほどカクレミノの花は人々の印象に残りにくいのだと思う。
   
なんで印象にのこらないのか?
それは目立たないからである。
   

カクレミノという名前は伊達ではないのではないかと思うくらい、地味で目立たない花である。
蕾だって色が薄いグリーンで、大仏の頭のようにブツブツしているだけである。
   
写真でも分かるように、日当たりの良い場所というわけではなくちょっとした薄日が射すような日陰を好む。
  
姿、形、性格など全体に地味なやつなのである。