2010年5月14日金曜日

いいぞ 石神井公園!!
    
     
今日は昼過ぎまで快晴だった。
   
花咲ジジイはちょっと用事があって石神井公園に出かけた。
面積が20万平米ほど、樹木数も1万本近くある大きな公園だ。
   
石神井公園へ行くのは初めてではない。
昔勤めていた会社のグラウンドがこの公園の隣にあったので、何度も行ったことがある。
久し振りに駅に降り立つと10年以上も前のことなのに不思議と道を覚えていた。
   
てくてく歩くこと15分。
目の前に大きな池が広がった。
   
青い空、白い雲、そして黄色く咲いているのはカキツバタ Iris laevigata だろうか。
   

あまりの気持ちの良さに公園をゆっくりと一周した。
   
犬の散歩する人、ジョギングする人、絵を描く人、お弁当を広げる人、「釣り禁止」という看板の隣で釣り糸を垂れる人・・・・。
  
春の気持ちの良い日差しが新緑で程よくさえぎられて、極上の木陰をつくりだす。
そんな中を小一時間も歩いていると、心がサワサワっと洗われていく気がした。
なんちゅー気持ちの良さ。
    
      
公園の奥の方には三宝寺池という池があって、その周辺も緑が豊かだ。
今度は紫色のカキツバタが水辺に咲いていた。
    
      
三宝寺池をぐるっと回って帰ろうとすると、何やら大勢の人が固まっているのに出くわした。
彼らはただたむろっているのではない。
百万円は下らないのではないかというような高級カメラ+レンズを池のほうに向けている。
   
池には何もない。
    
ハテ、一体何を皆熱心に狙っているんだろう?
   
そのうちの一人のおじさんに聞いてみた。
    
何を撮ってるんですか?
カワセミだよ。ここは餌付けしていて30分に1回くらいはやってくるんだよ。
   
と教えてくれたさきからカワセミがやってきた。
   
きたっ!!
オジサンの一人がつぶやいたので気付いた。
するとオジサンたちがみんな一斉にカメラにしがみつく。
カシャカシャカシャカシャ・・・・・ スゴイ連写である。
     
ほんの十数秒でカワセミはいなくなった。
   
オジサンたちはタバコに火をつけながら 「もうちょっとこっち向いてくれればさぁー」などと笑いながら話をはじめた。
どうやら常連さんたちらしい。
   
花咲ジジイも手持ちの小さなカメラでちょっと撮ってみたがブレブレである。
せめて雰囲気だけでもお届けできれば。
    
       
最近は鉄道を撮る人、グラビアアイドルやモーターショーのコンパニオンを撮る人など写真を趣味にしている人たちが話題にのぼる。
みんなすごく良いカメラを持っている。
   
もうこれは120%趣味の世界だな。
   
カメラと一言でいっても何を被写体にするかで 「鉄道派」「アイドル派」「飛行機派」「山岳派」「動物派」などなどに分類されると思われるが、花咲ジジイはもちろん「植物派」だなぁ。
よかったよ、植物派で。植物を撮るぶんには100万円近い超・望遠レンズは要らないからね。
   
そんな平日の石神井公園に久し振りに出掛けて、こりゃとってもいい公園だぞと思ってここに謹んでご報告する次第である。
  
    

3 件のコメント:

じゅんぺい さんのコメント...

読んでいるだけで5月の爽やかさが伝わってきましたよ。

「アイリス」の和名が「かきつばた」なのでしょうか?

花咲ジジイ さんのコメント...

アイリス は学名Iris からきています。
学名(ラテン名)もIris 一般英単語もIris なのでカキツバタだろうが、アヤメだろうが、ハナショウブだろうが全てアイリスの一言で片付きます。

その点日本はフクザツで、アヤメ、カキツバタ、ハナショウブをそれぞれ区別しています。

匿名 さんのコメント...

カワセミの写真、ブレてるけどいい感じです。
我家近くの緑地公園にもやっぱりカメラを構えて沢山の人がカワセミやふくろうのいい場面を取るべく待機しています。
魚釣りの人達と同じ気持ちかしら・・・。
それにしてもカワセミって絵になる鳥ですね♪