実は街は植物で溢れている。彼らは色、カタチ、ニオイなどで「ここにいるよぉ」と静かなるメッセージを出している。そこには時として胸を打つドラマがあったりもする。そんなやもすると見過ごしてしまいそうな愛すべき彼らにあまり肩肘張らずにゆる~いカンジでスポットライトを当てる。日々の「あれ何だろう?」という好奇心に素直に向き合うブログ。
2019年4月25日木曜日
イチョウの雄花
春爛漫。
花が止まらない、とういうか次から次へと花が咲き、こっちがついていけないくらい。
ジャスミンが咲き、ヤマブキが咲き、シャガが咲き・・・それはそれで良いのだけど、それらはいわゆる虫媒花といって虫が花粉を媒介する花たち。
虫たちを惹きつけるために派手だし、目立つし、蜜も出すし、香りも放つ。
一方、風に花粉の媒介を頼るのは風媒花。
花粉症の元凶スギやヒノキはその代表格だけど、他にも身近な風媒花がある。
イチョウ、ケヤキといった街路樹たち。
彼らもまさに今花盛り。
写真はイチョウの雄花。
イチョウは雌雄異株ゆえ、雄株には雄花だけ、雌株には雌花だけ咲く。
どうでしょう、葉っぱと同じ色をしている時点でカモフラージュかっていうくらい目立たない。
ニオイもない、小さい、地味。
これが風媒花たる所以。
イチョウの実「ギンナン」はお馴染みだけど、イチョウの花をご存知の方はどのくらいいるだろうか。
今、まさにそれを目の当たりにできるチャンス期なんであります。
是非、ご覧あれ。
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