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2012年8月11日土曜日

暑さに強い花をさがそう(2)


いよいよ明日、子供たちとの自然観察@代々木公園。

これまでこんなに晴れていたくせに、こんなときに限って予報は芳しくない。

でも良いもんね、気にしないもんね。

これまで過去3年間、台風や梅雨のさなかでも一度たりとも降られたことはないのだ。

ここはひとつ強気でいこうと思う。

お陰さまで今回はほぼ定員一杯のご応募があって、しかも午前+午後のダブル開催なのでこれまにない盛況となりました。
本当に有難うございます!!

で、ついつい話が逸れてしまいがちなのだけど、今日は「暑さに強い花をさがそう!」の第2弾をお送りしたいと思います。

夏だものね。
何が咲いているか辺りをキョロキョロしてみると、それなりに元気な花は見つかるものであります。

まず上の写真。
真っ赤なカンナ Canna indica は学名種小名 indica が指すようにインドが原産であると思われる。

インドは暑いものねぇ。
日本の暑さくらいなら涼しい顔なんだと思う。


続いてはオレンジ色のニクイやつ ノウゼンカズラ Campsis grandiflora 

原産は中国のようで、とくに暑さとの関連は薄そうだけど、僕の目には夏にとても元気にオレンジ色の花をあちこちで見かけるので、暑さに強そうというイメージがある。


そして暑さに強い花の王者的な存在 ムクゲ Hibiscus syriacus
これは学名がいろんなことを教えてくれる花だ。

まず日本語でムクゲとはいうものの、学名をみれば分かるようにハイビスカスなのだ。
道理で暑さに強いわけだ。

さらに種小名 syriacus は「シリアの」という意味で、そもそもシリア原産なのだろうなと想像できる。

シリアってどこですか?

最近新聞で頻繁にニュースが取り上げられる中東の一角をなす国であります。
中東ゆえ、暑そうだというイメージはわくと思う。

ムクゲの花だってよーく見てみると、花柱(かちゅう)といって、花の中心部の雌しべがグイっと突き出ている様子はハイビスカスそのものではないか。

というわけで、暑さに強い花、寄り道をしつつもまだまだ続きます。

そのうち涼しくなっちゃうかな。



4 件のコメント:

  1. じゅんぺい8/11/2012 11:11 午後

    ようやく第2弾がきましたね!
    夏に元気な花を取り上げてくれて、また一つ、街の花を見る視点が変わりました。
    手軽に気軽にできる花探しを楽しんでいます。

    カンナと言えばユーミンですが。

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  2. じゅんぺいさん

    お待たせいたしました。

    意外と沢山あるものです。

    涼しくなる前にカバーしたいと思います。

    じゅんぺいさんの目で見て「これが抜けてる!」なんていうのがあったら教えてください。

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  3. いつも楽しみにしています。
    毎日本当に、暑くて、めげています。。でも、いろいろな花が暑い夏を綺麗に彩っているのですね。最近、道端にかわいい、ピンクの花が咲いているのを見かけます。友達に聞くと、「ああ、3時のほほえみでしょ。」っていうのです!「3時のほほえみ」なんで素敵な名前で一度耳にすると忘れられない名前ですが、植物図鑑を調べてものっていません。ピンクの小さな花ですが、午前中はつぼみで午後になるの花が咲きます。だから子供のころからそう呼んでいると友達はいっていました。図鑑でそれらしきものをやっと発見すると、どうも「ハゼラン」という名前らしいです。ポーチュラカの仲間だから暑さに強いのかしらと思いました。

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  4. tomacoさん

    コメント有難うございます。

    「3時のほほえみ」・・・ステキな名前ですね。知りませんでした。

    この情報をもとに散歩にて捜索を開始します!

    ステキって意味ではアカバナユウゲショウ(赤花夕化粧)なんて名前の花もありますよ。

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