ツピタンサス Tupidanthus calyptratus という観葉植物を御祝いとして贈られたのだそうだ。
某有名デパートから送られてきたときには高さ150センチ以上ある、大きな箱に入っていたのだそうだ。
しかし、身の丈の半分は細長くてスタイリッシュな鉢で、実際の背丈は1メートルなかったくらいではないだろうか。
その鉢は上げ底のようになっていて、上がった底の部分に水が蓄えられるようになっている。
鉢の脇からちょろちょろと水を入れられるようになっていて、さらに水位計もついている。
水位計には赤線が2本ついていて、この2本の赤線内にゲージがあれば良いってことのようだった。
ということで、水やりはひたすらこのゲージを睨みながら適度な水位を保った。
ところが、2~3ヶ月たったある日気付いたのだが、葉の先端や縁が茶色く変色しているのを見つけた。
様子が明らかにオカシイ。
で、相談を受けた、というのがザッとのこれまでの説明である。
相談を受けて見てみると確かに具合が悪そうである。
室内に置いてあったので、霜などによるものではない。
あれこれ色々考えた挙句、まず置き場所を窓際の日当たりの比較的に良い場所に移した。
そして、ここが一番の問題だったと思われたのが 『根腐れ』 の懸念である。
水位計を見ながら水位を保ったのは良いが、それは裏返せば根が常に水浸しになっていたということだろう。
常に水浸しというのは、根が窒息(溺れて)してしまって枯死する原因となりうる。
・・・・となると普通に上から水をやることを許さない、水位計のあるこの鉢そのものに問題があるわけだ。
ということで、似たようなサイズの鉢を買って、底に軽石を敷いて水はけを考え、そして専用の土を準備した。
溺れかけていたツピタンサスを植木鉢から抜いて、痛んだ根を取りのぞいて植え替えてしばらく様子を見ることにした。
水やりは、やるときはたっぷりと。
そして完全に乾くまでやらない。
乾いてもさらに2~3日は我慢させてからやる。
というようなことをして様子を見ていたらば、葉が茶色く変色することはピタリと止まった。
一旦茶色になった部分が緑に戻ることはないが、全体に生気がみなぎってきたことが分かる。
もうこれで大丈夫だろう。
よかった、よかった。
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