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2009年6月18日木曜日

クサギ Clerodendrum trichotomum
    

   
今日、庭の手入れに行ったときに目にした木である。
   
その名もクサギ
   
名前の由来は 臭い木 からきているらしい。
   
3時のお茶の時間にこれを見上げながら、親方が僕に言った。
   
「あれはサ、クサギってのよ。くっせーんだヨ。」
   
そういえば去年の9月6日にヘクソカズラというのを花咲ブログでご紹介したなぁなんて思い出していたら、親方が
「ヘクソカズラみたいな臭いなのヨ」
「あれは屁とクソみたいな臭いだからヘクソカズラだろ。 これはクサギっていうよりもクソギ(糞木)ってところだな。」
   
お茶の時間が一気に盛り上がった。
   
そうかそうかヘクソカズラみたいなニオイか。
   
近寄って葉っぱを一枚もぎってニオイを嗅いでみた。
たしかにヘクソカズラと同じようなニオイがした。
   
でも、僕はこのニオイは嫌いではない。
屁や糞のニオイではないですよ、念のため。 
  
「どんなニオイですか?」 と聞かれそうなので先制しておくと キナコ餅 のようなニオイと言えば当たらずとも遠からずであると思うのだが。
   
接近した写真が撮れなかったが、これは結構な斜面にはえていた。
クサギは花が咲いて実を結ぶと、ガクは赤、実は黒っぽくてツヤツヤしている。
そしてこれが鳥のエサとなる。
   
鳥はこれで腹を満たして、どこかへ飛び去って、行った先でウンチをする。
実は消化されるが、実の真ん中にある種は消化されずにウンチと共に大地に着地し、そこでクサギの新たな生活が始まる。
   
この斜面に誰かが植えた訳ではなく恐らく鳥が運んできたのだろう。
  
クソギ いや クサギ、覚えていて損はない。
  
  

6 件のコメント:

  1. いろんな名前の木があるんですね。
    何日か前のクチナシの花は本当に綺麗。
    いつも写真の構成がお上手ですね。

    先日書かせていただいたミニ園芸なんですが、風船かずらの種を植えてました。昨日、やっと小さい芽が出ていて・・・本当に感激してしまいました。あとはラベンダーとクリスマスローズです。

    植物の本を買いたいのですが、なかなかピンとくる本に出会えません。なにかお勧めの本はありませんか?

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  2. なんかこの木、みたことあるような?
    田舎育ちだからでしょうか。。
    私のなかでは、プラタナスっぽい。
    なんでかな?

    今日、わらびもちを食べたので
    においがリアルに伝わりました。
    体臭みたいなものですよね。
    私、この人のにおいが苦手。。と思っても
    結婚してる人いますもん。

    あると思います。

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  3. 花咲ジジイ6/19/2009 12:15 午前

    mottoさん
    種から育てると、その成長が本当に嬉しいものですよね。是非、ラベンダーとクリスマスローズ頑張ってみてください。

    どちらも暑さ、特に「蒸し暑さ」には弱いと思うのでそこを工夫するとうまくいくと思います。

    植物の本とはどういった類のものですか?
    図鑑、園芸書、育て方、小説などの読み物・・・ いろいろありますが。

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  4. 図鑑と育て方と・・・ほしいです。
    園芸書とはどんな感じですか?

    あと、ごめんなさい、クリスマスローズとラベンダーは苗で植えちゃいました。文章へたくそでした。

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  5. 花咲ジジイ6/21/2009 8:52 午前

    mottoさん

    返事がおそくなりました。
    図鑑と育て方ですね。

    図鑑は花咲ブログでも何回か触れていることですが、写真よりは「絵」でで紹介しているもののほうが良いです。写真では本当の特徴が伝わりづらいからです。そういったもので一番有名なのは、かの牧野太郎博士の図鑑なのですが、大きいし、重いし、高価だし、微妙なところです。


    また種類も「野草」「草花」「高山植物」「樹木」・・・など分かれていることが多いので、ご自分の目的に沿ったものを選ぶ必要があります。

    育て方の本は、何でも一通り載っている本は、ありきたりのことが書いてあることが多くて、基本的なことは分かっても詳しくはわかりづらいかもしれません。NHK出版の「よくわかる栽培12カ月」シリーズに目的の植物があれば、まずまず詳しい内容を知ることができます。

    図鑑も育て方も「これがおススメ」というのはこれといって無いので、本屋さんで比べてみてシックリくるものを買うのが良いと思います。

    園芸書とは、植物の構造や、土のこと、病害虫のことなど、まさに園芸の理論やテクニックなどについて書いてあるものです。外国にはこうった書籍が充実しているのですが、日本ではあまり良いものを見かけません。
    強いて言えばフェリシモ出版の「スミス&ホーケン アウトドアガーデニングの本」はなかなか面白いです。スミス・・・はアメリカの園芸資材などを扱う会社で、内容的にはアメリカにおける園芸について書いてありますが、原理原則は世界どこでも同じはずです。

    という訳で、あまりお役に立てていない回答で恐縮ですが、本屋さんや図書館に行かれる時に参考になさってください。

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  6. お返事ありがとうございます。
    本屋さんでしっくりくるの物を探す作業をしなくてはいけないことは分かっていての質問でした。ごめんなさい。

    でも、いくつか参考になる、きっかけになりそうなことがあり、とても感謝しています。

    風船かずらもいくつか種を植えたのに一つしか芽がでてこないんですよね。疑問だらけです。これから一つずつ疑問をといて園芸道を説いて行きたいと思います。

    私も雨が好きです。
    近所に国立大学があり、よく散歩に行きます。雨が降った翌朝の大学は緑の匂いとマイナスイオンがたくさんでとても気持ちがいいです。後は、家でのんびり出来て雨は好きです。

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