ページ

2009年6月23日火曜日

バラ湯
     
     
この前の日曜日、散歩をしていて偶然銭湯の前を通った。
    
ポスターが貼り出してあって バラ湯 入浴した方にバラをプレゼント と書いてあった。
   
道行くひとたちが結構立ち止って
「バラ湯だって」
「来ちゃう?」
なんて会話をしていたし、実際いつもよりも多くの人が銭湯の玄関をくぐっていくようだった。
   
バラの花が浮いた湯船はリラックスできることだろう。
    
バラの湯船・・・ というと映画アメリカンビューティーをなんとなく思い出すが、銭湯というあたりがその辺のイメージを払拭してくれる。
   
僕も行っちゃおうかな と思わないでもなかったが、僕はエラく暑がりで、この陽気で湯船につかったら汗がしばらく噴き出てまたシャワーを浴びなくてはならなくなるのでやめておいた。
    
しかし、最近都内の銭湯は採算割れで店たたむ銭湯が続出であるときく。
     
思えば花咲ジジイも子どものころは家に風呂があるにもかかわらず、近所の銭湯に通ったクチである。
子どもたちの恰好の遊び場、社交場だった気がする。
     
それが今や存続すら危うい銭湯が多いというのだから、のんびりニンテンドーとかプレイステイションなんかをやっている場合ではないゾ、今の若い人よ。
    
そしてこの銭湯もご多分のもれず営業的には厳しいらしく、営業は毎日ではなく 日・火・金 の週3日 のみだ。
    
金額は大人が 450円
これは都内均一料金のようだ。
    
これを高いとみるか安いとみるか、意見が分かれるところだが温泉に時間とお金を掛けていくことを考えれば激安といえよう。
   
これと花咲ブログがどう関係があるのか、といえばバラという植物がお客様の足を銭湯に向かわせるに足る魅力を持っているということ。
   
     
湯あがりにおばあさんがとても嬉しそうな顔をしてバラを一輪持っていくのを見たし、ちょっと離れた場所で湯桶をもったステテコ姿のおじさんが右手でタバコを吸いながら左手には黄色いバラを持っているのを見た。
   
なんかちょっとアンバランスで、見ていてこちらも暖かい気持ちになった。
   
花は人々をシアワセにする。
  
   

5 件のコメント:

  1. バラ湯の案内POPが素敵です。
    こちらの銭湯のぬくもりを感じます。
    私は銭湯に行った記憶がありません。
    温泉地の銭湯っぽいのはありますが
    写真の銭湯は、行ってみたいです。

    バラの花は
    全ての花の中で一番好きです。
    バラの誕生は、人類誕生より前と
    本でみました。
    美しいだけではない
    パワーとか深い魅力があります。

    私は植物の勉強は好きですが
    園芸は苦手なので
    虫が多そうで
    バラは切花のほうが
    安心感があります。

    キュンと奥底から香る
    青っぽいひんやりした
    バラの香りが大好きです。

    返信削除
  2. 花咲ジジイ6/23/2009 11:16 午後

    からこさん

    是非銭湯にも出かけてみると面白いですよ。
    色んな人がいます。

    改めて、これがなくなってしまうのは寂しいと思うはずです・・・。

    バラも本当に良い香りがします。
    鼻を花に押しつけて香りを楽しんでみてください。

    返信削除
  3. そういえば
    どうしてバラの花に
    鼻を押しつけてしまうのでしょう?

    返信削除
  4. こんにちは、時々拝見しています。
    バラ湯は老若男女、やはり魅力があるのですね。
    リンゴ湯には入ったことがありますが
    (小さな子どもが浴槽内でかぶりついていました・・・)
    バラ湯も一度経験したいです。

    画像の左側は七夕飾りでしょうか?
    それとも年中こうして飾っているのでしょうか。

    返信削除
  5. 花咲ジジイ6/24/2009 10:01 午後

    moonさん

    コメントありがとうございます。

    菖蒲湯、ゆず湯など日本人とお風呂は切っても切れない深い関係がありますね。
    植物と関係ないけど「牛乳風呂」なんてのもあります。

    ・・・七夕ですか。
    まだそこまで考えが及びませんでした。
    今度じっくり観察してみます。

    おそらく常にそこにあった気がします。

    返信削除